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貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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F1 2005年シーズン開幕!

いよいよ、F1が開幕。
今年から、予選が土曜日と、日曜日の朝の2回の合算になり、日曜日が忙しくなった。
開幕戦のアデレードは、日本とそんなに時差がないので、2回の予選と、決勝をちゃんと見れたが、ヨーロッパラウンドは、かなり不安だ。

予選初日(土曜日)は、天候がもろ予選に影響した。
僅かな晴れ間にアタックが出来た、ルノー復帰初戦のジャンカルロ・フィジケラがトップタイムをマーク。
不運だったのは、タイムアタック中に大雨に見舞われた、ザウバーのフィリッペ・マッサと、フェラーリのミハエル・シューマッハ、それと、BARの佐藤琢磨。
特に、琢磨は豪雨に足をすくわれ、車を壊してしまう。

予選2日目(日曜日午前)は、快晴。
後方からのスタートが決定的な、琢磨、Mシューマッハは、タイムアタックをせずに、タイヤを温存。
前日の予選で、大きなアドバンテージを得たフィジケラが、ポールポジション。
予選2位には、トヨタのヤルノ・トゥルーリが健闘し、トヨタ初のフロントローを獲得する。

決勝レースは、タイヤ交換不可という新ルールが手探りではあったが、結局、ほとんどのチームがタイヤトラブルを抱えず、フィニッシュ。
波乱の開幕戦の勝者は、初のポール・トゥ・ウィンのルノー/ジャンカルロ・フィジケラ。
ルノーは、フェルナンド・アロンソも3位に入り、オフシーズンからの好調を維持している。
2位には、フェラーリのルーベンス・バリチェロが入り、チャンピオン・チームの威厳を保った。
エースのMシューマッハは、予選のロスと、レーシングアクシデントで、不運のリタイヤ。
しかし、レース中盤には、7位までポジションを上げるなど、今年も強い印象を与えることはできた。
問題は、オフから不調のBAR。
予選で運に見放された琢磨はともかく、予選10位からの追い上げが期待されたジェイソン・バトンまでもが全くいい所なく11位に沈んだ。
しばらくは、我慢が続くだろうが、その間にフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、ルノーというトップチームだけでなく、レッド・ブル、ザウバーあたりにも置いて行かれかねない。
後ろを見れば、ミナルディだけ、という状況になる前に、更なるハードワークが必要かもしれない。

予選では、フロントローを獲得したトヨタも同様。
タイヤにトラブルを抱えていたというチーム発表だが、他チームにトラブルが出ていない以上、マシン側に問題があることも考えられる。
ラルフ・シューマッハが、バトンと全く同じように後方でうろうろしていたのが、現状の力といえるかもしれない。
ただ、レース前半、トゥルーリが健闘したことを考えれば、マシンの素性はしっかりしているはず。
ここから、どのくらいのペースで正しい方向に開発が進むかが、トヨタがトップチーム入りするために、重要になってくる。

さて、個人的に注目の、レッド・ブルのクリスチャン・クリエン。
予選初日は、天気のおかげで同僚のデヴィッド・クルサードを抑えるが、晴天に恵まれた2回目の予選で、あっさり抜かれる。
う〜ん、いいぞ〜、なかなかのいまいちぶりだ。
レースでも、表彰台圏内を走り、惜しくも4位と健闘したクルサードの影で、”こそっと”ポイント獲得の7位フィニッシュ。
中継でも、全く名前を呼ばれずに、映像も映し出されない中、一人、順位表示を見て微笑んでいたことは、言うまでもない。
レッド・ブルは、期待のリウッツィがリザーブで控えているので、未だに次戦以降のクリエンのシートは確約されていない。
しかし、この2ポイントが、この後の彼のシート確保に役立つと思いたい。

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by saka-zuu | 2005-03-07 21:16 | F1