LIVE AID DVD DISC.2
2004年 12月 16日
DISC.1のラストで、フィル・コリンズが、コンコルドに乗ってアメリカに向かう。
・・・もう、ないんだよね、コンコルドって。
これも、貴重映像と言える、・・・って程でもないか。
DISC.2は、すっかりオッサンのビーチ・ボーイズから始まる。
ウェンブリースタジアムでは、ダイアー・ストレイツがステージに上がる。
マーク・ノップラーの渋いこと!
このDISC.2の前半のハイライトは、全アーチスト中、最多の6曲を収録されているクイーン。
超一流エンターテイナーである、フレディ・マーキュリーの本領発揮。
この迫力は、ここに集まったアーチストの中でも1、2を争う好演と言える。
技術、迫力、存在感・・・、あらゆる言葉を持ってしても、このパフォーマンスを語ることは出来ない。
来年、フレディ抜きのクイーンが再結成されるらしいが、フレディに限らず、誰が抜けてもこの”現役クイーン”には、かなわないだろう。
そして、デヴィッド・ボウイーだ。
・・・か、かっこいい。
クイーンと違って、ちょっと本気度では負けるが、このボウイーのかっこよさは、申し分ない。
『Heroes』を演るなんて、泣かせるじゃないか。
間に挟まれたシンプル・マインズが可愛そうだ・・・・。
ただ、ジム・カーにすれば、クッリッシー・ハインドのプリテンダーズと続きでなくてよかったか??
後半のハイライトは、やはり、THE WHO。
解説によれば、『Pinball Wizard』と『My Generation』の2曲が、保存されていなかったため、2曲のみの収録になったらしい。
・・・あー、もったいない!悔しい!!
このころのThe Whoは、解散して数年(5年くらい?)というタイミングで、まだまだパワーがある。
今年、ロック・オデッセイをCSで見たが、素晴らしい演奏ながら、年には勝てないのを実感した。
しかし、このライブ・エイドでは、ロジャーの声が伸びまくっているし、目立たないが、今は亡きジョン・エントウィッスルも元気な所を見せている。
ピートの腕も、「いつもよりよけいに回してます〜」ってくらいに、ぐるぐる回っている!
最後は、エルトン・ジョンと、ジョージ・マイケル、・・・アンドリューもいるのに、ワム!じゃないんだね。
ドキュメンタリー映像として見れば、貴重だし、十分だが、ボブ・ゲルドフも言い訳を書いているが、たしかにクオリティが高い”作品”とは言いがたいものが多いのも確かだ。
ウェンブリースタジアムでの映像は、画像にノイズが多く、線状のムラもある。
JFKスタジアムのほうは、音声がマルチトラックではないということで、観衆の声を全く拾っていないために、ライブ感がうすい。
ただ、その中でパワーを伝えてくれるバンドも、たくさんあって、変な言い方だが、実力の差が出ている気もしないでもない。
全体の中でも、最高のクオリティを出してくれたのが、このDISC.2のクイーンだと、私は思う。
DISC.3に続く、かもしれない・・・・。
by saka-zuu
| 2004-12-16 18:40
| MUSIC