貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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人それぞれ、価値観の違いがある。
まずは、私自身の長い間の心の動きを書いてみると、まず、「38スペシャルのCDが欲しい!」が始まりである。
私が所有しているのは、現在『STRENGTH IN NUMBERS』の日本盤LPレコードと、『Flashback』というベスト盤CDのUSA盤のみ。
残念なことに、今の私の家にはレコードプレイヤーがない。
アルバム『STRENGTH IN NUMBERS』を聴きたいが、あるのはベスト盤のみ。
このアルバムを手に入れたいのだが、あいにく日本盤は廃盤で、ネットで探すと輸入盤はあるようだが、なんとか中古でいいので日本盤を手に入れたい。
その心の動きから、近所の中古CD取扱店をまわったが、当然のことながら北九州という地方都市では、出会えることはなかった。
次に探したのは、文明の利器ネットオークション。
ここで私の第一の価値観の崩壊は、38スペシャルのCDが法外のプライスで売りに出ていることである。
廃盤だからという理由だろうが、CD1枚に4〜5000円のプレミア価格で出ていたりするのである。
・・・まあ、果たして38スペシャルのCDにそこまでの需要があるとは思えないけど。
私は欲しいのだが、そんな”方”からは買う気は毛頭ない。
そういうわけで、欲しいながらも、ないものはしかたないと気長に探すことに決めたのだが、ついに”その日”が来たのである!!
本日、たまたま福岡市の方に行く用事があって、普段はなかなか行けない中古CD屋にふらふら〜っと入ったら、そこに大量の38スペシャルの日本盤CDが!
それも、1枚500円という、正に「あ〜、これ有名じゃないから、状態いいけどこんなもんでいいや」的なプライスを付けて。
さらに、偶然にも『本日500円以上のCD、1枚200円引き』セール中という幸運。
見るからに状態もいいので、即買い。

・38 SPECIAL
・SPECIAL DELIVERY
・ROCKIN' INTO THE NIGHT
・SPECIAL FORCES
・TOUR DE FORCE
・STRENGTH IN NUMBERS

手に入れた”獲物”は、上記の6枚。
残念ながら、4作目の『WILD-EYED SOUTHERN BOYS』が抜けているのは、なぜだろう?
手放された方が、それだけ持ってなかったのか?・・・いやいやこれだけ揃えたのならば、そんなことはないだろう。
ならば、それだけ気に入ったから、手放していないのか?・・・それも考えにくい。
だったら、全て手放したが、その中古CD屋で、それだけ売れたのか?・・・それも、ちょっと無理がないか?
それとも、別々の人が、たまたま38スペシャルのCDをそれぞれ売りに来たのか?・・・ほかのバンドならあるだろうが、それは可能性が低いかな。
う〜〜ん、真相は如何に?
ただ、明日からまた、『WILD-EYED SOUTHERN BOYS』1枚を探す、私の冒険が始まることに変わりはない。

それにしても、この価値観の違いって何なのだろうか?
こういうCDなどは、欲しい人は”いくら出してでも”欲しいのかもしれないし、知らない人には、ほとんど価値のない物だろう。
だから、『オークションでは数千円』、『地方の中古CD屋では数百円』というずれが生じるのだろうが。

価値観の違いというのは、私の場合は、まず幼い頃の母親とのバトルから始まっている。
幼い頃から物欲が発達している上に、収集癖があったので、とにかく『物をとっておきたい』私と、『無駄(と母親が思う)な物を捨てたい』母親の壮絶な戦いが繰り広げられたのである。
今でこそ、一人暮らしなので、その悩みはないが、実家にいた頃は、とにかく貴重な雑誌を捨てられたり、貴重なミニカーやプラモデルを掃除の度に壊されたり。
まあ、母親からすれば、単なる”本”だったり、”おもちゃ”だったりなので、当然かもしれないが、・・・今でも戦っている”男の子”は多いのではないだろうか?

その延長で、価値のある物にプレミアムがつくのは仕方ないが、果たして38スペシャルが、価値はあっても、需要があるのか?
甚だ疑問だが、もし誰かが「38スペシャルなんて、価値ないよな」って言ったら、私は反論するだろうけど・・・・、彼らを知ってる人も、私のまわりには皆無だし。
もしかしたら、38スペシャルという誰も知らないかもしれないバンドのCDを買って、テンションが上がっている私の価値観が、一番おかしいのかも・・・・。

価値観というか、こだわりというか、これ以上考えても、実になりそうにないので、気軽にこのCDを楽しもうと思う。
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# by saka-zuu | 2008-05-25 21:02 | MUSIC

Miles Davis 『Four & More』

a0034589_18473974.jpgJAZZを聴き始めて、数ヶ月。
ハービー・ハンコックから入るという暴挙に出た訳であるが、その後は、順調に(?)正しいJAZZファンに近づきつつある気がする(どうやら気のせい・・・)。

ありがたいことに、JAZZのCDは、廉価版が多い。
とにかく、音を聴きまくりたい時期には、非常にありがたいことである。
そういうこともあって、この間に数十枚のJAZZのCDが我が家のラックを占拠することとなった。
そんな中で、最近勢力を伸ばしつつあるのが、マイルス・デイヴィス。
「JAZZを聴くのに、マイルスを知らないなんて・・・」という声も聞こえて来そうだが、まあ、ちゃんと聴いているんだよ。

最初に買ったマイルスのCDは、『My Funny Valentine』。
静けさの中に、瑞々しさも漂うライヴ盤で、ある意味無知な私のマイルス像を打ち破る切なく美しいアルバム。
そして、次に購入したのが、この『Four & More』。
同じときに録音されたもののハード版になるのだが、これは凄まじいばかりのライヴだ。
圧倒的なスピード感と、息をも付かせぬ完璧な展開。
ソロパートと、バンドパートのバランスの素晴らしさは、圧迫感さえ感じる、音の洪水。
これを、JAZZというジャンルに止めておいていいものか?
ロックファンとして、これを放っておけない何かが、確かにある。
『音楽』というキーワードは必要ではあるが、この狂おしいまでに素晴らしいライヴを、”誰かが作った”ジャンルに収めることなど到底出来はしまい。

まだまだJAZZに関して、未熟ではある私だが、だからこそジャンルの垣根を取り払って、”聴かなければいけない”アルバムに出会えたことを、ありがたく思う。
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# by saka-zuu | 2008-05-20 19:14 | MUSIC
今の借家に引っ越してから、4年。
以前の仕事を辞めて、埼玉から北九州に帰って来たのだが、あまり時間がない中での家探しだったので、ものすご〜く古い借家を借りた。
予算の関係もあった(それが一番?)し、それから何度も「引っ越したいな〜」と思っていたが、元来怠け者で、面倒なことが嫌いなタイプなので、今の所になんとなく住んでいるのだが。
大変なんだよね、CDとか段ボールに詰めるの。

追い出されると言っても、家賃を滞納していたとか、ライオンを飼っていたとか、夜中に貴族の方々と夜な夜なパーティを繰り広げていた、とかではなく(当たり前じゃ!)、先日、夜中に大家さんが来て、
「ここ、来年にも新しいアパートを建てるんで、出て行ってくれんかの〜」
と言われたから。
築年数で行くと、私の年齢と変わらないし、窓はいまだにサッシではなく、木枠なので、台風なんか来ようものなら雨が隙間から漏れるし、夏は暑いし、冬は寒いし、おまけに電気配線設備が古いので、エアコンと扇風機とか、家電製品をちょっとたくさん使うとすぐにブレイカーが落ちるし・・・・。
住み始めた頃は、夜中2時くらいになると、「なぜかベットが揺れていたよな〜」、と懐かしく(?)思ったり。
なんで、こんなところに住んでいるんだろうか?
まあ、住めば都と言うし・・・・。

元々地元出身だし、実家は近くにあるし、出身高校の通学路だったし、そこそこ周辺の環境の良さも分かってかりていたので、大きな不満はなかったのだけどね。

考えてみたら、29歳くらいのときに実家を出てから、転勤も重なって、よく引っ越しをしていた。
まず、下関に半年、福岡行って、寮に半年、アパートに半年いて、その後東京に飛ばされ、寮に1ヶ月、アパートに半年、またまた寮に半年と引っ越しをし、埼玉ではアパートに2年半一人暮らし。
この間、わずか4年程で7回も引っ越しをしている!・・・あ〜、なんと言う無駄。
会社の寮があまりにも汚かったとか、理由はいろいろあるが、自分勝手に引っ越しを繰り返してたんだな〜、と反省。
まあ、今回は4年も住んだので、いい方かな。

と言うことで、年内には引っ越さなくてはいけない(敷金くらいは帰ってくるけど、他にも、出してもらわんと・・・・)ので、今度はゆっくり家探しをしようかな。

早く、落ち着かないと・・・・。
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# by saka-zuu | 2008-05-15 15:31 | 生活雑記

Rush 『a show of hands』

a0034589_15294030.jpg1988年発売の、ラッシュの3枚目のライヴアルバム。
個人的に、ラッシュを聴き始めたのは、『Power Windows』あたりからなので、それ以前の、いわゆるコンセプトアルバムを主体とした彼らのアルバムは、後追いで聴いていたことになる。
このライヴアルバムが出る前に、『Hold Your Fire』が出ていて、そのアルバムを夢中で聴いていた覚えがあるのだが、最近は、専らこの『a show of hands(邦題:新約・神話大全』を聴いている。

彼らの代表作は、もちろん『2112』だろうし、それは私も多いに認める所である。
その上で、『2112』が未収録のこのライヴアルバムが一番好きなのは、やはりオープニングからラストまでの圧倒的なまでの完璧な構成が出来ているからだ。
しかも、わずか3人で演奏されているとは思えない緻密な演奏と、ライヴならではの臨場感が、これ以上ないと思える形で記録されているのだ。
レコードにすれば、2枚組となる曲数であるが、このアルバムの場合、レコードを裏返す時間さえ許さない、それどころか、途中から聴いたり、途中で止めたりもできない、そんな完成形が出来ているのである。
もちろん、それは寸分の隙もなく名曲を並べ続けられるラッシュというバンドならではあるが、それ以前のライヴ(に限らないかもしれないが)アルバムにあった、ある程度の流れを全く無視しながら、聴く方をぐいぐい引き込む魅力に溢れている。

アルバムのオープニングは、非常に軽やかに始まり、暗転されたステージが、突如明るくなり、大音量の『Big Money』が流れる様が、手に取るように分かる。
収録曲は、『Signals』以降の、短い曲主体の構成ながら、それぞれの曲が、ラッシュならではの単独でドラマチックな展開を繰り広げているので、曲数は15曲と、比較的多いのだが、同じに聞こえる曲は全くなく、間延びすることもない。
あっという間に聴き終わる印象もあるが、内容は恐ろしく濃い。

ライヴという形なので、スタジオ盤に較べると、曲そのものの音数は減っているのだろうが、かなりスピード感があるし、なんといっても、迫力がある。
スタジオ盤をなぞるだけでもなく、変にオリジナリティを押し付ける訳でもなく、ファンの求めるものを最大限に理解し、それを凌駕しているアルバムである。

この後にも、『Different Stages』、『Rush In Rio』というライヴアルバムが出ているし、もうすぐ『Snakes & Arrows Live』も発売される。
しかし、1枚のアルバムとして聴いた場合、この『a show of hands』を超えるものは、出てこないのではないだろうか。
もちろん、内容的に素晴らしいもの(これ以前の2枚や、先述のものも含め)はあるが、少なくとも彼らの音楽に最も夢中になってふれていた時期に出たものなので、私にとっての”最高傑作”という意味でだが。
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# by saka-zuu | 2008-05-14 16:00 | MUSIC

Suede 『Coming Up』

a0034589_1624092.jpg昨年の夏、サマーソニック’07に、初参戦した。
結構仕事の忙しい時期だったので、土曜日1日しかいけなかったのだが。
とにかく、「安く、ロスなく見たい」という前提から、金曜深夜発の夜間バスで出発し、翌朝大阪会場に乗り込み、終わったら即バスで帰路につき、翌早朝に帰ってくるという強行軍。
「そんなに込んでないんだろうな〜」という甘い考えは、バスに乗り込んだ瞬間に吹き飛んだ。
バスは、最近の高速バスのような豪華仕様ではなく、普通の、オーソドックスな観光バス。
その狭い車内に、満員鮨詰め状態で、およそ片道8時間の長旅。
会場に着くと、快晴!、・・・焼けるような暑さ、・・・フェスって体力勝負なんだね。

行きは、ぎゅうぎゅう詰めだが、なんとか期待感で乗り切った。
帰りは、さすがに行きと同じ状態だと厳しいと思ったが、1日で帰る人が少ないこともあってか、人数は半分程度で、二人分のシートに横になって帰れた。
帰った直後は、「きつかったな〜、もう行かん」と思ったが、なんだか今年も行きたくなって来た。
メンバー的には、大阪会場は日曜日の方がそさそうなんだよなあ、あ〜困った。

フェスなので、とにかくどこかで誰かがライヴをやっているのだが、やはり見たいアーチストを中心に行動スケジュールを組んだ。
朝は、ジ・エナミーから始まって、ブレット・アンダーソン、スーサイダル・テンデンシーズ、マニック・ストリート・プリーチャーズ、オフ・スプリング、そしてとりはアークティック・モンキーズだ。

この中で、意外と一番よかったのが、ブレット・アンダーソン。
言わずと知れた、Suedeのヴォーカルである。
”意外と”と書いたのは、Suedeとしてではなく、ソロで来たので、もしかしたら昨年発売されたソロ・アルバムからの曲だらけで、Suedeの曲は申し訳程度にしかやってくれないのか、と思っていたから。
もちろん、それでも楽しみであるし、解散前のSuedeのステージを一度も見たことがない私にとって、パフォーマーとして評価の高いブレットをしっかり見たかったのだが。

ライヴは、屋内会場で、雰囲気としては、そこだけがフェスとは異空間であって、普通のライヴ感を漂わせていた。
そんな中、ジャケット姿のブレットが現れ、ソロ・アルバムからの『Love Is Dead』でスタート。
ソロ・アルバムそのものが落ち着いた雰囲気ということもあり、朗々と歌い上げるブレットの姿が、神々しくもあった。
そして、ライブも中盤にさしかかる頃に、いよいよSuedのヒット曲のオンパレードが始まった。
・・・凄い、凄い、素晴らしい。
くねくね踊って、手を空に振りかざすブレット・アンダーソンという男の、なんと美しいことか。
『Trash』、『Can't Get Enough』、『Everything Will Flow』、『We Are the Pigs』、『Filmstar』、・・・輝かしいばかりの名曲達が会場に降り注ぐ。
ラストの『Saturday Night』では、涙が止まらなかった。
とにかく、涙が止まらない、それも、”涙がにじんで、じ〜〜んと”ではなく、”号泣”なのである。
首にかけていたタオルが、30代後半のおっさんの涙でぐしょぐしょになる姿の、なんと恐ろしいものだろうか・・・、まあ、いい。
しかし、とめどなく流れる涙を拭うのは、ブレットの姿を見ていたかったから。
次は、フェスではなくて、ソロとしてでいいので、単独ライヴツアーで見てみたい。
福岡にも、来てね、・・・Suedeとしてなら、なお歓迎。

さて、Suedeの’96年発表の3枚目のアルバム『Coming Up』である。
単純に、ギターのバーナード・バトラーが抜けて最初のアルバムと言うことで、個人的にちょっと不安だったために、買ってから結構聴き込んだ覚えがある。
・・・それではまってしまったんだよなあ、このアルバムに。
ブリット・ポップという、訳の分からない分類で語られ、ブラーのデーモンには”薬中毒”扱いされ、強引にオアシスとかと較べられて、なんだか防戦一方だったイメージが強いSuedeだが、音楽的には、正統派のイギリスのロックバンドだったと思う。

結局、ブリット・ポップというムーブメントも、ヘヴィ・メタルとか、ヒップ・ホップとかのような、音としての分類でも、サイケデリック・ロックとか、グラム・ロックとかのような様式的分類でもないので、個人的には無視して来た。
・・・単に、イギリスのロックをひとまとめにしただけの言葉だし。

このアルバムは、彼らのアルバムの中では、多分最もヒットしたと思われる。
シングルの『Trash』は、CMにも使われてたんじゃないかな?
Suedeというバンドは、『きらびやか』、『華麗』、『妖艶』、『美しい』という、ロックバンドにはあまり使われない形容詞がふさわしいという意味では異質だ。
しかし、誤解を恐れずに書けば、”デヴィッド・ボウイー”から、”ニュー・オーダー”、”エコー&バニーメン”、そして”スミス”からの、脈々として流れる、『変態的(大変失礼な表現だが、もしかしたら褒め言葉かも・・・)ロックアーチスト』を引き継いだ、貴重なバンドであったのかもしれない。
結局、解散してしまったのだが、まあそれもいたしかたない。
ロックというものが、一瞬の輝きを紡ぎだし、それを消費していく文化だとすれば、彼らの10数年間は、『刹那的な美しさ』に溢れたものだったと思う。
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# by saka-zuu | 2008-05-13 17:21 | MUSIC