貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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カテゴリ:音楽( 8 )

松たか子『僕らがいた』

a0034589_13114577.jpgオリジナルアルバムとしては、3年振りとなる、7枚目のアルバム。
普段はほとんど洋楽しか聴かないのだが、時折邦楽も聴く。
・・・というよりも、彼女の大ファンなので、頬を緩めながら聴いているんだけど。

彼女の魅力は、美しい・・・、もあるけど、歌がしっかりと”ポップス”であるということ。
今回のアルバムは、彼女が個人的にお気に入りだというスキマスイッチの曲が入っていたりするのだが、基本的にはデビューの頃からあまり変わらないスタイルが貫かれている。
悪い言い方をすれば、「役者の副業」とも言える歌手活動であるが、初期の頃の透明感や、爽やかさが、作り物ではない、彼女の”素”であることが、「副業」だからこそよくわかる。
無理に背伸びしてロック調になったり、ジャズ風になったりしない所が、潔い。
中にはちょっとシャレた感じの曲もあるが、それを本気で聴かせるのではなく、軽い感じで流して聞こえるのが彼女の魅力だと思う。
なにより自分の声を生かせるアレンジや、スピード感を彼女自身もわかっているし、彼女を支えるスタッフもよく知っている気がする。

一昨年になるが、彼女の舞台を見に行った。
生まれて初めての舞台鑑賞で、緊張してみたが、僅か5mほど向こうで迫真の演技を繰り広げる彼女に圧倒された。
このアルバムにいるのは、そんな緊迫感漂う松たか子さんではない。
力を抜く”演技”が、最高に生かされているのが、彼女にとっては”歌うこと”であるのならば、芝居以上に彼女の”女優”という面が見て取れるアルバムである。
真剣さは変わらないだろうが、それは彼女の”歌”というエンターテイメントを受け取る側への、最大の敬意だと思う。
観衆を引き込むことも”演技”ならば、聴衆をリラックスさせるのも”演技”である。
”歌手”であるが、同時に”女優”であるからこそ出来たアルバムであり、だからこそ彼女の歌声に魅了されるのだと、私は勝手に思う。
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by saka-zuu | 2006-04-29 13:37 | 音楽

BoA 『BEST OF SOUL』

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音楽中心のブログのはずが、最近ほとんど音楽ネタを書いていない。
もちろん、洋楽ネタが尽きたわけではないが、スポーツや競馬のネタが中心になってしまっている。

今日は、ちょっと志向を変えて、このCDについて・・・・。

BoAのシングルコレクション『BEST OF SOUL』
かなり”隠れファン”なのだが、このCDが最近のお気に入りになっている。

え〜、一番好きな彼女の曲は、Mond Grossoと競演した『Everything Needs Love』なのだが、当然、このCDには入っていない。
まあ、しょうがないか・・・・。
このCDの中では、まるでアース・ウィンド&ファイアーか?と思わせる、『QUINCY』が最高!!
バラード曲はあまり好きではないのだが、『コノヨノシルシ』はお気に入りである。
他の曲も、かなり”聴ける”のは、彼女がヴォーカリストとして魅力的だからであろう。
『アジアの歌姫』などという、安っぽい肩書きを付けては、彼女自身の本質を見誤ってしまいそうでもある。

普通は、おまけでついているDVDはあまり見ないのだが、今回はPV集なのでよく見ている。
初期のPVが、子供っぽいのか、最近のものが大人っぽくなったのか・・・・。
雰囲気がかなり違っているが、どのPVでもこの上ない”輝き”を放っている

そう言えば、以前の彼女のCDはCCCDだったが、このCDは違うようだ。
私のiBookでは、ほとんど関係ないけれど・・・・。
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by saka-zuu | 2005-03-01 22:54 | 音楽
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1986年発表の、オリジナルとしては通算5枚目のアルバム。
佐野元春のアルバムの中でも、最も都会的で、洗練された作品と言える。
ジャズ、ソウル、レゲェなどを大胆に取り入れていて、前作『VISITORS』がニューヨーク録音であったのとは対照的に、ロンドンでミックスが行われているため、多分にイギリス的である。
ジャケット写真も、なんだかおしゃれ。

このアルバムからは、『冒険者たち』、『奇妙な日々』、『ヤングブラッズ』、『99ブルース』など、ほとんどの曲がシングルとして発売されている。
そのため、シングル曲の寄せ集めという言われ方もするが、それだけポップな出来だとも言える。
それらの曲を繋ぐ、『カフェ・ボヘミア』が、実に小気味いいアクセントになっている。
ピアノやストリングスの入り方が、当時のイギリスのバンドサウンド(・・・ポール・●ェラーのバンドね)と酷似している曲もあるが、単なる猿真似ではなく、それを完全に消化し、自分のサウンドに”テイスト”として取り込んでいる。
しかも、それが流行に沿ったものではなく、普遍的な音楽性と、佐野元春という稀代のヴォーカリストが歌うことで、時代を超えた作品として仕上がっている。
『インディビジュアリスト』、『99ブルース』と言った曲は、いつまでもライヴの定番として、”進化”し続けている。
『夏草の誘い』などは、夏の曲なのだろうが、『聖なる夜に口笛吹いて』に代表されるように、このアルバムは全体的に冬のイメージがある。
乾いた音が多いのも、そんなイメージを強調しているのかもしれないが。

このアルバムが出たころは、まだ学生だったが、社会人になってから、『冒険者たち』の歌詞が身に滲みてきた。

♪土曜の午後 仕事で車を走らせていた
 ラジオに流れる R&B 昔よく口ずさんだメロディ・・・♪

まだまだ佐野元春の音楽には、楽しませてもらえそうだ!!
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by saka-zuu | 2005-01-20 21:00 | 音楽

佐野元春 『SOMEDAY』

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一昨日、ライヴに行ってから、家でも車の中でも、佐野元春の曲がかかりまくっている。
ライヴの余韻を楽しむためには、ライヴ盤の『HEARTLAND』を聴くし、車の中ではお手軽なベスト盤『MOTO SINGLES 1980~1989』を聴いている。
演奏の時期によって、アレンジレベルの差はあるが、聴き慣れた耳には、ほとんど気にならない。
むしろ、デビュー当時から、一貫してクオリティの高い楽曲を作り出していることを再確認することができて、実に楽しい。

このアルバムは、1982年発表の3枚目。
私は中学生であったが、当時は、残念ながら夢中になって聴いたわけではない。
もちろん、『SOMEDAY』は知っていたし、むしろ聴いてみたい気持ちもあったが、洋楽に目覚めたばかりの私には、そんな余裕(?)はなかったのである。
しばらくして、佐野元春の音楽に”リアリティ”を感じ、このアルバムを手にしたのだが、リアルタイムで聴く機会がありながら、通り過ぎて行った『過去』を後悔したものだ。
タイトル曲の『SOMEDAY』は、当然ロック界に燦然と輝く名曲だし、今やライヴの定番となっている『HAPPY MAN』や『DOWN TOWN BOY』など、洗練されたロックナンバーが揃っている。
また、『ROCK&ROLL NIGHT』のような、こういうロックオペラ調の曲を日本のアーチストが作っていたということにも、ある意味驚かされた。

私にとって、佐野元春の音楽の素晴らしさは、そこに偽りがなく、リアリティがあることである。
曲によっては、彼のその時の感情に素直に入り込めないこともあるが、そこに偽りはないと思う。
また、そのような曲でも、しばらくすると、ふっ、と心に響く時もある。
それは、決して”作らされた”物ではなく、全てが自ら”作った”作品だからだろう。
他のアーチストの影響が大きい作品も、それを彼自身で消化し、新しい価値観を与えているため、違和感はない。

そんな彼の音楽を聴きながらも、『つまらない大人』になってしまったかもしれない私を見て、彼は何と言うだろうか・・・・。
できれば、『今までの君はまちがいじゃない』、と微笑んで言って欲しい。
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by saka-zuu | 2005-01-18 20:49 | 音楽
佐野元春のライヴに行くのは、’93年以来、12年振りになる。
福岡市民会館は、程よく小さな”箱”で、音自体はさほどいいとは言えないが、ステージが近く感じられ、結構好きな会場だ。
指定席は、ちょっと後ろになったが、通路のすぐ上ということで、完全に前が開けていて、最高に楽しめた。
今回のツアーメンバーは、佐野元春(g,vo)、古田たかし(Dr)、井上富雄(B)、佐橋佳幸(g)、Dr.kyOn(key)、山本拓夫(sax)。
レコーディングメンバーと同じだが、素晴らしいメンバーを率いてのライヴになった。

18:00開演で、2部構成のライヴ。
第1部では、『99ブルース』『インディヴィジュアリスト』など、ライヴの定番の曲を、いままでとは一味違ったアレンジで聴かせてくれる。
45分程で、第1部が終了し、10分間のクールダウン。

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第2部は、ニューアルバム『THE SUN』からの曲を中心に。
セットもジャケットのイメージに変えられ、元春が椅子に座って、じっくりと歌う。
元春も語っていたが、『THE SUN』は、14の物語が歌われている。
その主人公は、スターではなく、ごく普通の日常を生きる普通の人々。
そこにあるのは、”ありふれた日常”。
そこにいるのは、”ありふれた男”
そして、強くなろうとする”君の魂”。
そう、今日会場に集まった佐野元春を敬愛する、全ての人々だ。
彼のストレートなメッセージは、”ありふれた日常”を送る人々を勇気づける。
夢のなくなった時代に、「夢見る力をもっと!」と叫んでくれる。

アンコールでは、再び”昔の曲”が楽しめた。
『悲しきRADIO』も、『HAPPY MAN』も、『アンジェリーナ』も、新鮮な気分で聴くことができた。
特に、今回のツアーは、小さな”箱”が多く、会場との一体感が強い。
およそ、2時間半のライヴは、あっという間に過ぎていった。

ライヴハウスのような感覚で、また楽しみたい、いいライヴであった。
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by saka-zuu | 2005-01-17 05:01 | 音楽

平原綾香『The Voice』

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ファーストアルバムが大ヒットした新人としては、9か月という異例の短いスパンでのリリースとなった、平原綾香のセカンドアルバム。

先々週だったか、偶然、彼女の声をテレビ・ラジオで3度も耳にした。
最初は、フジテレビの『とくダネ!』で、彼女の『Jupiter』が、地震のあった新潟のFM局でリクエストが多く寄せられているということで、ゲストとして来ていた。
次は、東京FMの『恵のDear Friends』という番組で、ゲストで来ていた。
恵さんに、「平原さんの歌を聴くと、おごそかな気持ちになる」と言われて、「お・ご・そ・か?」と、”おごそか”の意味が分からないというのは、今時の20才らしい所か。
そして、日曜6時フジテレビの『MUSIC FAIR』で、森山良子さんと一緒に出ていた。
そのどれでも、彼女の独特の雰囲気がでていて、とても良かった。

平原綾香の名前が有名になったのは、ホルストの『惑星』を独自の世界観で歌い上げたデビュー曲『Jupiter』であったが、ネットなどで見ていると、賛否両論。
”否”のほうは、「ホルストの『惑星』の良さを壊した」というクラシックに詳しいらしい人や、「音大生のくせに、高校生まで『惑星』を知らなかったのか!」というクラシックマニアのかたなど。
また、「声がわざとらしい」とか、「そんなにいい声じゃない」という、ごく個人的なことまで様々。
私は、クラシックの知識は全くないので関係ないし、声や歌唱力などに関しては、音楽の知識も小学生あたりで止まっているんで分からない。
”賛”のほうは、・・・いろいろと、お褒めをいただいていた。

私が音楽を聴く時に、最も重視するのは、その人(バンド)によって”空気”がかわるかどうかと言う点だ。
非常に抽象的でわかりにくいが、その音楽がかかることで、その空間を支配できるだけの”力”があるかどうか、という感じか・・・・。
とにかく、平原綾香の歌声には、その”力”を感じる。
そして、夜中に聴けばその空間の”空気感”を変えてくれ、昼間ならば、周りの雑音を一掃してくれる。

彼女自身の作詞の曲も多く入っているし、歌詞を見れば、いい物もたくさんある。
しかし、私自身、洋楽を中心に聴いているため、詞の内容をあまり重視して聴くことはない。
当然、彼女の歌をカラオケで歌うような暴挙に出ることもないため、そんなに気にしていない。
だからこそ、この”力”や”空気感”が重要なのだ。
かなり大げさなアレンジを施された曲も少なくないが、それに負けない彼女の歌声が、実に心地いい。

このアルバムは、多くのシングル曲が含まれ、そのほとんどが何らかのタイアップで耳にすることの多い曲が集められている。
その意味で、わかりやすく新鮮みは薄いかもしれないが、ばらばらに作られた曲が多い割に、よくまとまっている。
それは、彼女の独特の雰囲気が作り物でない、これ以上ない証拠だと思う。
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by saka-zuu | 2004-12-06 23:32 | 音楽

平松愛理『秋の虹』

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普段は洋楽しか聴かないのだが、平松愛理さんが好き。
まだ私が大学生だったころ、テレビで聴いた『素敵なルネッサンス』あたりから聴きはじめたような気がする。
ライブにも、結構行った。

半券を探すと、
・1991年7月17日 西新ビブレビーベン
・1991年12月5日 スカラエスパシオ
・1992年6月8日 スカラエスパシオ
・1992年12月2日 都久志会館
・2004年4月21日 キリスト品川教会
おー、5回も行ってる。

最初の4回は、集中的に行っているが、だんだん会場が大きくなり、当時、『独身女性』をテーマにしていると思われ出して、男一人で行くのがつらくなって行った。
なので、12年ぶりに今年の復帰ライブに行って来た。

彼女が自らの病気を告白し、休業していたのは有名な話。
色々なメディアで語られているので、省略。

今年の復帰ライブに先んじて、神宮球場での、ヤクルトvs横浜の開幕戦で、国家斉唱を行った。
別にどちらのチームのファンでもないんだが、一度神宮球場で野球を見たかったのと、やはり愛理さんの国家斉唱って、どんなか見たくて足を運んだ。

そして、教会での復帰ライブ。
教会独特の雰囲気のなか、元気な愛理さんが熱唱。
彼女のライブには、独特の明るさ、温かさがある。
それに、今回のライブでは、パワーをもらった気がした。

『秋の虹』は、彼女の4年ぶりになるニューアルバム。
相変わらずの温かさと、美しいメロディが絶妙のハーモ二ーを奏でる。

彼女の今までの苦しみや、闘病生活は想像を絶する。
しかし、それは考えずに、素直にこの美しいアルバムを聴き続けて行きたいと思う。

それが、彼女の『音楽』に対する正しい聴き方だと感じるから。
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by saka-zuu | 2004-10-13 19:30 | 音楽
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洋楽が好きな人には、いわゆる邦楽を毛嫌いしている人がいる。私も、中学・高校の時には、ほとんど聴かなかった。実際は、洋楽にはまっていて、邦楽を聴く暇がなかった、という感じ。最も感受性の高いこの時期にはまったのだから、本当に寝る間も、勉強する間も惜しんでFMにかじりつき、小遣いも昼飯代も惜しんでレコードを買っていた。

そんな私が邦楽のロックに目覚めたのが、佐野元春。
それ以前のロックとは、単なる不良の音楽でしかなかった。リーゼントにグラサン、革ジャンに皮パン。「あいしてるぜー、ベイベ〜!」。・・・だっせー。私には全く何も感じなかった。
しかし、佐野元春の音楽は違った。音楽として洗練され、巧みな言葉を使い、「詞(WORDS)」を聴かせてくれた。佐野元春は「僕」といい、「君」と呼んだ。子供のような恋愛表現ではなく、大人の愛を語ってくれた。改造バイクや族車でなく、オシャレな車で夜の街を走る、そんなイメージだった。ギターはうるさい楽器ではなく、ヴォーカルは卑屈に大人の悪口を語らなかった。

そんな佐野元春のアルバムが発売になった。
自らのスタイルを貫くために変化を続け、常に時代の音に敏感に反応しながらも独自の世界を作りあげてきた佐野元春の21世紀の形がここにある。
THE HEARTLAND解散後結成された、THE HOBO KING BANDであるが、メンバーは流動的である。今回は、ツアーを前提に、よだれの出るような豪華なメンバーが揃っている。そして、アルバム自体がライブで楽しみな曲が並んでいる。
はじけるようなスピードのロックンロールは入っていないが、明らかにロックンロールアルバムである。無駄な英語でごまかさない、美しく、明解な、そして時に難解な日本語の「詞」で語られる14の世界。

また、毎日佐野元春の新しい世界に出会える「幸せな日々」が続く・・・・。
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by saka-zuu | 2004-07-20 20:25 | 音楽