貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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カテゴリ:MUSIC( 114 )

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1997年発表の、フー・ファイターズの2作目。
このアルバムからのファースト・シングル曲であった『MONKEY WRENCH』が、突如KIRIN激生のCMソングに使われ、かっこよさを再確認させられている。

ニルヴァーナが、カート・コバーンの突然の死で消滅して、デイヴ・グロールが全ての楽器を担当して作られたのが、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムであった。
本作では、デイヴ本人はギター・ヴォーカルに専念し、ベース、ドラムスはメンバーに任せる予定だったが、結局ドラムスは2曲を除いて、デイヴ本人が叩いている。
バンドとしては、誤算だっただろうが、ファンとしては「そうこなくっちゃ!!」という気持ちである。

ニルヴァーナ時代には、デイヴが曲を提供したりすることはあり得ないことだったのだろうが、フー・ファイターズを聴く限り、彼の”音楽家”としての才能は、多岐にわたる。
全ての楽器を担当出来る器用さはもちろんだし、それを生かす曲を作り出す能力と、なによりニルヴァーナとは違った、毒のないハードなロックン・ロールを意図的にではなく自然に作り出している。
それは、もちろんおとなしいということではなく、彼の別の(本来の)意味での魅力を表現する健全なロックが展開されている、ということである。
もしかしたら、それは世間に牙を剥いていた、当時のグランジ・ファンには受け入れがたいことかもしれないが、結果としてポップシーンに飲み込まれて解散を余儀なくされた、サウンド・ガーデンや、カート・コバーンと同じく、ドラッグに命を絶たれたレイン・ステイリーのアリス・イン・チェインズが、現在存在しないことを考えたら、正しい”選択”だったかもしれない。

このアルバム、というか彼らの曲全般のかっこよさは何者にも代え難い。
『MONKEY WRENCH』や、『MY HERO』、『ENOUGH SPACE』のスピード感はもちろん、『FEBRUARY STARS』の美しさ、『NEW WAY HOME』の盛り上がりも素晴らしい。
また、『SEE YOU』のような軽い曲が自然にとけ込んでいるのも、1作目からの進歩を感じる。

1998年1月、つまりこのアルバムが発売された直後の、彼らのライヴを”DORUM LOGOS”という、比較的小さなライヴ・ハウスで見ることができた。
サービス精神満点の、”善人”デイヴは、終始弾けまくっていたし、心配していたバンドとしてのまとまりはしっかりとあり、十分楽しませてもらった。

6月には、2枚組の新譜の発売が予定されている。
そして、フジ・ロック・フェスティバルにも出演が決定している。
今から、待ち遠しくて、今年の夏は彼らから目が放せない!!
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by saka-zuu | 2005-04-06 19:05 | MUSIC

METALLICA 『ST.ANGER』

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2003年発表の、メタリカの8枚目のオリジナル・アルバムで、現時点では最新作ということになる。
前作との間に、『GRAGE INC.』というシングルのカップリングなどを集めた編集盤と、『S&M』という、サンフランシスコ交響楽団との異色のコラボレート作がリリースされている。
どちらもCD 2枚組というヴォリュームで聴き応え十分だが、オリジナルではないため、この時期、彼らが苦悩していたのが見て取れる。
その結果、やはりバンドに馴染めずにいたジェイソン・ニューステッドが脱退した。
バンドというのは、ただ単にテクニックがある人間が集まっても、うまくはいかない。
ジェイソンのベーシストとしての資質は、疑う余地はないが、このモンスター・バンドに合わなかったということだろう。
そういう事情で、プロデューサーのボブ・ロックがベースを担当している。

その後、新ベーシストとしてロバート・トゥルージロが加入。
挨拶代わりと言うわけではないだろうが、ロバート加入後のセッションをまるごとおさめると言う、破格のボーナスDVDが同梱されている。

さて、このアルバムで感じたこと・・・・。
それは、『大人を怒らせると怖い!』ということ。
例えば、若者がエネルギーの限り怒りを叩き付けるような音楽はたくさんあるが、私もいい大人なので、それに怯んだりすることはない。
しかし、この”大の大人”が、”怒り”という感情をこれだけストレートに表現されると、”凄み”というか、畏怖の念さえ感じざるをえない。

あえて、曲がどうとか、テクニックがどうとかはここでは書かない。
それは、このアルバムが彼らの”怒り”のみを叩き込んでいて、はたして客観的に聴くと、どういう感じ方をするのか予想がつかないからだ。
私のように、とにかく彼らが好きな人間にとって、冷静に聴くということは不可能に近い。
そのため、このアルバムが”傑作”なのかどうか判断出来ない。
前作『RELOAD』で、彼らがMETALLICAというバンドを壊し始めたという感想を持った。
ただ、今作はそれよりも荒々しくなりながら、決して”作為的”なものでは、到底ない。
何も考えずに、怒りをぶつけ、それをボブ・ロックが形にしただけ、と言える。
しかし、彼らはこれを見事にライヴで再現してしまった。
ということは、これだけの”狂気”を昇華させ、このマテリアルを作品として作り上げてしまったと言うことか?

このアルバムは、決して人に勧められるようなものではない。
好きな人が、好きなように聴けばいいのである。
なぜならば、これ程聴いていて爽快で、疲れるアルバムを、私は他に知らないから・・・・。
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by saka-zuu | 2005-03-29 19:37 | MUSIC
【8089人気投票】スタート!
↑↑↑↑ 投票はこちらをクリック ↑↑↑↑

毎度おなじみの、music8089さんの企画による、人気投票。
今回は、『ディスコで聴きたい曲』という、お題。

【人気投票の詳細】

 ●期 間   : 3月26日(土)~4月16日(土) (22日間)
           
 ●テーマ   : 「ディスコで聴きたい曲」 
           *ノリのいい曲、チークで踊りたい曲、等々。(80年代の洋楽ですよ!)
 ●投票方法 : お一人2曲 (曲名・アーチスト名を明記) を この記事へコメ ントとして
          投稿 してください。
          また、その曲に対する思い出、エピソードなどもぜひ一言添えて下さいね!
 ●投票結果 : 発表は、4月17日(日)
          なお、適宜中間発表も行いますのでお楽しみに。。。


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今回、私が選んだ曲は、
・ウォナ・ビー・スターティン・サムシング/マイケルジャクソン
・マニアック/マイケル・センベロ
の2曲。

最近、何かと話題のマイケル・ジャクソンだが、彼の音楽的才能が否定されるものではない。
アルバム全9曲中、7曲ものトップ10ヒットを飛ばした記録も凄いが、それに見合うクオリティを持っていた『スリラー』は、間違いなく’80年代を代表する名盤である。
その中でも、この曲はダンストラックとしては秀逸。

もう1曲の『マニアック』は、映画”フラッシュダンス”からのセカンド・シングルカット曲。
アイリーン・キャラの主題歌は映画公開前に知っていたが、この曲は映画を見て好きになった曲。
サウンドトラックと、シングル盤のヴァージョンが微妙に違うのだが、個人的にはイントロに”タン!”というドラムの音が入る、シングル盤の方が好みである。

他にも好きな曲はたくさんあるが、考えだすとキリがない。
12インチ・シングル・ヴァージョンに限定すれば、イエスの『オーナー・オブ・ア・ロンリー・ハート』のロング・ヴァージョンが素晴らしかったが、入手できなかった苦い思い出があるので、外させていただいた。
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by saka-zuu | 2005-03-26 20:04 | MUSIC

METALLICA 『RELOAD』

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1997年発表の、メタリカの7作目。
前作『LOAD』と同時進行、というより、もともと2枚組の予定が2枚に分けられたもので、両作は双子のようなものと言われる。
ただし、同時進行とは言っても、前作を完成させてから、時間をおいてこのアルバムが仕上げられている。
さしずめ、性格の異なる”二卵生双生児”と言った所か。

前作で、メタリカの音楽として完成を見たからか、このアルバムはかなり凶暴な仕上がりを見せる。
オープニングの『FUEL』からして、それまで様々なアイデアで盛り上げて来たイントロを捨て、ジェイムズのヴォーカルから入る。
速く、激しく、荒々しい曲が続く。
その中で、『THE UNFORGIVEN Ⅱ』という、あの名曲の続編といわれる曲がアクセントになる。
この曲は、決して意識して続編を作ったわけではなく、気付いてたら似ていた、というのは正直彼らの”成長力”が弱まって来た証とも思えるが、出来上がった曲は、間違いなく名曲である。
個人的には、このアルバムの中では小品っぽい『BAD SEED』がお気に入りだが、アルバム全体から受けるエネルギーは、前作を遥かに上回っている。
このアルバムで感じるのは「メタリカがメタリカを壊し始めた」かもしれない、ということであった。

この後に行われた『POOR RETOURING ME 97-98』で、初めて彼らを見たが、そのパワーたるや、凄まじかった。
お世辞にも金の掛かったセットとは言えなかったが、本国アメリカでは、スタジアムでしか見れないライヴを、福岡国際センターのような小さな会場で見れたのは、ラッキーだった。
そこで見れたメタリカは、このアルバムの持っている攻撃性を、確実に再現することが出来ていて、”完成された”メタリカではなかった。
まだまだ、メタリカは戦い続ける、と言う叫びが聞こえたのは、私だけではないだろう。
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by saka-zuu | 2005-03-24 21:25 | MUSIC

METALLICA 『LOAD』

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1996年発売の、メタリカの6作目。
前作『BLACK ALBUM』から、5年の月日が流れ、果たしてメタリカは帰ってくるのだろうか、という噂も流れ出した中でのリリースだった。

日本では、このアルバムの『UNTIL IT SLEEPS』が、トヨタのRAV4のCMで使われるという”珍事”があった。
すでに、メタリカの音楽が、コアなファンのものではなくなってきた証拠なのだろうが、それにしても、「やるなあ、さすがは世界のトヨタ」という印象であった。

このアルバムの第一印象は、「凄い!、けど困ったなあ〜〜・・・・」というものであった。
変な言い方だが、「もしかしたら、メタリカはこれで完成なのか?」という、複雑な感じがしたからだ。
故クリフ・バートンの後任の、ジェイソン・ニューステッドが、これ以前のアルバムではまだまだ”馴染んで”なかったのが、ここで完全に一体化している。
それは、前作からプロデュースを手がけているボブ・ロックの”仕事”なのかもしれないが、言ってしまうと「文句の付けようがない」ということ。
確かに、”スラッシュ・メタル”のメタリカが好きなファンにとっては、『BLACK ALBUM』以上に、聴く必要のないアルバムにはなっていると思う。
『CURE』や、『MAMA SAID』みたいな、歌い上げるようなヴォーカル曲は、以前の彼らからすれば”不要”なものだったかもしれないし、ヒット曲を狙ったと言ってもいいような『HERO OF THE DAY』や、『UNTIL IT SLEEPS』は、古くからのファンにとっては、退屈に聴こえるかもしれない。
しかし、このアルバムは、そんな”感情”をもねじ伏せる程、完璧に作られている。

オープニングの『AIN'T MY BITCH』は、今までのアルバムと同じくスピード感溢れるナンバーだし、重厚感という点でも申し分ないが、何かが違う。
・・・余裕があるのだ、困ったことに。
このアルバムを支配している雰囲気は、この余裕と、”自信”なのである。
以前の彼らにしても、それは感じられはしたが、ここまで顕著だったことはないと思う。

ただ、この”完璧”であるが故に”地味”なアルバムが、彼らにとってどのような意味があるかは、今の段階ではまだ分からない。
あと10年後、もしメタリカが存在していれば、それが明らかになるかもしれない。
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by saka-zuu | 2005-03-18 23:16 | MUSIC

METALLICA 『METALLICA』

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1991年発売の、メタリカの通算5作目。
通称『ブラック・アルバム』と呼ばれている、大出世作にして、大問題作。
当時は、このアルバムを批判するのがメタリカ・ファン、とも言われるくらいの状況で、それまでメタリカを全く聴かなかった人々が一斉に賞賛していたのとは、対照的であった。

最近では、ニューヨーク・ヤンキーズの抑えの切り札、リベラ投手が出てくる時に、『ENTER SANDMAN』が使われているので、耳にする機会も多いと思う。
また、今は亡きレイン・ステイリーの在籍していたアリス・イン・チェインズが『UNPLUGGED』の中で、この曲のイントロをアドリブで演奏し、喝采をあびている、のは別に特筆することでもないか・・・・。

さて、賛否両論のこのアルバムであるが、好き嫌いは別にして、”最もクオリティが高いアルバム”と言っても間違いはないと思う。
それまでの、8〜9分という大作がなくなり、短い曲の中に溢れんばかりのアイデアを詰め込んで、実に濃い12曲(日本盤は13曲)が収録されている。
1曲目の『ENTER SANDMAN』の、静かな立ち上がりからの盛り上がり方は、既に定番だが、『SAD BUT TRUE』のような、重厚で粘りのある曲が2曲目に収録されているのが、彼らの自信の表れだろう。
そして、前作で『ONE』という名曲を完成させた彼らが、再び『THE UNFORGIVEN』という、ドラマチックな曲を作り出している。
サウンドとしては、前作がドラムス/ベースがあまりにも聴こえないというリミックスだったためか、ドラムスのラーズが、異常に頑張っている。
ジェイソンのベースは、存在感は出てきているが、突出した所はなく、堅実という印象が強い。

そんな今作であるが、それまでの”スラッシュ・メタル”を捨てたことが、ファンの怒りをかってしまったが、個人的にはこの変化は、”成長”ととらえている。
もし、彼らがこの時点で停滞してしまっていたら、とっくに消えてなくなっていた可能性もある。
すでに、この頃から燻っていた”グランジ”の、ニルヴァーナや、サウンド・ガーデンらが攻撃対象としてきたものが、古い体質のハード・ロックであり、ヘヴィ・メタルであったからだ。
カート・コバーンは、一番の標的をガンズ&ローゼズに絞ったが、もしメタリカが旧態依然のままであったら、格好の餌食になっていたかもしれない。
そうならずに、グランジ勢の尊敬を受けることが出来たのは、メタリカが成長し続けたからだと思う。

実力のあるアーチストが、コアなファン層から、一般的なファンを獲得する段階で、”変化”を遂げるのはよくある話である。
メタリカは、このアルバムでスタジアム一杯のファンを獲得したが、ライヴハウスで暴れ回るファンを失った。
それを、正しいと見るか、誤りと見るかは、個々のファンの意識の問題だ。
私は・・・、どちらとも言えないが、メタリカを聴き続けることを選択した。
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by saka-zuu | 2005-03-17 20:36 | MUSIC

METALLICA 『KILL 'EM ALL』

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1983年発売の、メタリカの”衝撃の”デビュー・アルバム。
発売当初は、『血染めのハンマー』という、ジャケットそのままの、恥ずかしい邦題を付けられていたが、後に再発された時には、『キル・エム・オール』という、原題そのままに変更されている。

デビュー作ということで、まだまだ荒削りな部分が多いが、その強烈なサウンドは、同時代の他のバンドとは、一線を画している。
今の耳で聴いてみれば、”スラッシュメタル”というよりも、パンクに近い感覚があるが、当時売れていたヴァン・ヘイレンや、クワイエット・ライオットなどのような、ポップセンスあふれるハードロックとは、全く違う。
結局、既存のジャンルに分類出来なかったがために、”スラッシュメタル”というジャンルに詰め込んだにすぎないのだろう。

このアルバムでは、以後急速に進化して行く”大作主義”的な曲はないが、ギター1本が延々流れ続ける『(ANESTHESIA)-PULLING TEETH』や、『PHANTOM LOAD』のような激しい展開を持った曲が、その片鱗を魅せる。

それにしても、これ程サウンドを如実に表したバンド名が他にあるだろうか。
最初に聞いた時は、ちょっと気恥ずかしかったが、これほどのモンスター・バンドになってしまうと、恐ろしいまでの説得力を持ってきた。
このアルバムは、鮮烈ではあるが、ほんの序章にすぎない。
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by saka-zuu | 2005-03-16 20:01 | MUSIC
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1984年発表の、メタリカの2作目。
一昨年の来日公演のさいたまスーパーアリーナのオープニングが、このアルバムの1曲目の『FIGHT FIRE WITH FIRE』であった。
オールスタンディングで行われたこのライヴは、開始が1時間程!!遅れたことを除いては、内容、音質など、今まで見たライヴの中でも、ベスト5に入る素晴らしいものであった。

発売当時に買ったわけではないので、1作目からの状況が正確には掴めないが、このアルバムによって、(前期?)メタリカの個性が構築されたという気がする。
それは、’70年代のレッド・ゼッペリンやディープ・パープルといったハードロックや、イエスやピンク・フロイドなどのプログレッシブ・ロックの持っていた”大作主義”が、過去の遺物と言われ、ハードロック、ヘヴィーメタル・バンドでさえ、4〜5分のヒット曲を作ることを余儀なくされていた’80年代に、違った形での”大作”を持ち込んだことだった。
メタリカの作り上げる”大作”は、派手なシンセサイザーなどを使わずに、流れの中でギター、ベース、ドラムス、ヴォーカルの各パートが組み合わされた結果、”大作”になった。
それぞれのソロが入る、”必要性”があっただけで、故意に長ったらしい曲を作ったわけではない。
ライヴでの定番の名曲『CREEPING DEATH』や、『FADE TO BLACK』でのドラマチックな展開が、それを証明している。
また、このアルバム最長の8分52秒にわたる『THE CALL OF KTULU』のように、あえてインストゥルメンタルにすることで、楽器を鳴らす喜びだけではない、”表現欲”が見て取れる。

このアルバムをリアルタイムで聴いた訳ではない。
もし、当時16歳(!)の私が、この凄まじいエネルギーの塊を手にして、幾ばくかの影響を受けていたら・・・・。
少し、違った音楽感を持ったかもしれない、というくらい強烈な作品である。
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by saka-zuu | 2005-03-15 20:36 | MUSIC
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邦題が『メタル・ジャスティス』と名付けられた、メタリカの1988年発表の4作目。
ベースのクリフ・バートンが亡くなって、ジェイソン・ニューステッドが加入。
そのためか、ベースの音が控えめで、それまで程の音の厚みが感じられない。
・・・あくまで、リミックスの問題かもしれないが。
逆に言えば、メロディが全面に押し出され、今考えれば、これ以降のサウンドの変化の前兆が見て取れる。

タイトル曲や、『TO LIVE IS TO DIE』のように、9分を超える大作が入っているが、彼らの持つ、独特の”緊迫感”が、退屈することを許さない。
このアルバムのハイライトは、『ONE』ということになるだろう。
印象的なビデオクリップも有名だが、ライヴに於いてもインパクトが大きい曲である。

とりあえず、私のこのアルバムの印象は、”最高のギターロックアルバム”である。
それは、後にジェイムズがインタビューで語っているが、クリフが亡くなって、急遽加入したジェイソンがバンドにおいて、自分の場所を見つけきれてないうちに、アルバムが発表されたからに他ならない。
例えば、もしジェイソンが本当の意味でメタリカの一員になっていれば、『THE SHORTEST STRAW』のギターソロに、ベースがついて行くような重厚感がプラスされたはずだと思う。
それが出来ずに、ジェイムズとカークがやっきになって、ギターを掻きならしたからこそ、素晴らしいギターが随所に聴かれるのだが・・・・。

4人の力が、本来1/4づつ発揮されるべきなのだが、力加減の多少はあれ、”足して10”になるように、絶妙なバランスで、このアルバムが出来上がったような気がする。
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by saka-zuu | 2005-03-15 00:53 | MUSIC

METALLICA 『MASTER OF PUPPETS』

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邦題が『メタル・マスター』と名付けられた、1986年発売の、メタリカの3rdアルバム。
一昨年に来日した時に、代々木体育館とさいたまスーパーアリーナに行ったのだが、代々木体育館でのオープニングがこのアルバムの『BATTERY』で、次も同じく『MASTER OF PUPPETS』であった。
その後は、・・・よく憶えていないが、代々木体育館は音が悪かったのは記憶している。

正直に言うと、メタリカを聴き始めたのは、このアルバムからで、それも発売されてからずいぶん時間が経ってから買ったと記憶している。
なので、全くミーハーなファンなのだが、このアルバム以前は、全く私の琴線に触れないバンドだった。
では、なぜこのアルバムを買ったかと言うと、・・・単なる気まぐれだった。
当時のヘヴィーメタルと言われたバンドのアルバムは、日本では”悪魔の〜〜”とか、”鋼鉄の〜〜”とか、全く内容の本質を表さないタイトルを付けられ、一般人を拒絶する雰囲気を醸し出していた。
現に、アイアン・メイデンとか、AC/DCとか、ジューダス・プリーストとか、”うるさいバンド”というレッテルを貼られて、音楽性を評価される以前に、ラジオやテレビから排除されたバンドがいくつもあった。

この頃のメタリカも、もしかしたらそんな評価をされていたのかもしれないが、ちょっとした好奇心で購入したのが、大成功だった。
抜群のテクニックに裏付けされた、スピード感が高揚感を誘い、アドレナリンが吹き出す!
そこには、”悪魔”も”化け物”も存在せず、”スラッシュメタル”という陳腐な言葉を超えた、素晴らしく、荒々しい音楽があった。
『BATTERY』や『DISPOSABLE HEROES』のような、スピード感溢れる硬質な曲から、ドラマチックな展開を魅せる『MASTER OF PUPPETS』が、メタリカらしさの象徴だが、このアルバムでは、インストゥルメンタルの『ORION』が、彼らの高い音楽性を垣間見せる。

彼らが”スラッシュメタル”という風に言われるのは、おそらくこのアルバムまで(ひょっとしたら、次作まで?)であろう。
結果的に、彼らは”スラッシュメタル”を捨てたことで、世界的なバンドになり、”スラッシュメタル”というジャンルは再び、アンダーグラウンドに消えていった・・・・。
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by saka-zuu | 2005-03-14 19:28 | MUSIC