貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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カテゴリ:MUSIC( 114 )

THE WHO 『ENDLESS WIRE』

a0034589_23433274.jpg久しぶりの音楽ネタは、話題のTHE WHOの24年ぶり(!)の新作。
一昨年の初来日(!)以来、かつてないほどの知名度をこの日本で得た直後のリリースということで、彼らのこれまでのレコードのなかでも、群を抜いて売れることだろう。
個人的にも、彼らのアルバムをリアルタイムで買うのは初めてだ。
私が学生の時分に発売されたピート・タウンゼントのソロアルバムの中に、2曲ばかりTHE WHO名義の曲があったが、それを殊更有り難がった覚えはない(もちろん買ったが・・・・)。

まず、聴く前に考えなければならないことがあった。
それは、「このアルバムは、一度解散したTHE WHOの続きではないだろう」ということ。
うまく表現出来ないが、バンドと言う物は、メンバー全員の化学反応によって彼らにしか表現出来ない世界を作る。
そうでなければ、同じギター、同じベース、同じドラムセット、同じキーボードを使って、誰かをまねして歌えば、同じ音楽が生まれてしまう。
しかし、全てのバンドが違う音楽を作り出すことが出来るのは、この化学反応があるからだ。
そこで、今回のこのアルバムであるが、亡くなってしまったキース・ムーンと、ジョン・エントウィッスルは当然いない。
もちろん、それを補うメンバーはいるが、彼らはそこで自らの音楽性を発揮するだけでなく、”THE WHO”の音を表現しなければならない。
それよりも、最も恐ろしいのは、本来メンバーであった(?)ピート・タウンゼントとロジャー・ダルトリーでさえ、24年もの間、ライヴを行ってはいるが、長い間”THE WHO”でなかったため、自らを”THE WHO”に合わせなければいけなくなっているのではないか、という危惧があった。
音楽と言う物は、表現する人間の微妙な感情や環境によって、変わっていく物だ。
それに絶えられなくなって、自らの命を落とすものもいる。
あるいは、金のために、過去の自分をコピーし続けているものもいる。
果たして、今回の”THE WHO”が、メンバー自身が自然と作り上げた物なのか?
それとも、”THE WHO”のアルバムを作らなければならないと考えながら作った物なのか?
まずはそれを検証(そんな偉そうな・・・)する必要があった。

前置きが長くなったが、早速CDをまわすと、思わず”ニヤッ”としてしまう。
オープニングのイントロが、『ババ・オライリー』そのものではないか!!
その後も、随所にTHE WHOを意識させる演出が盛り込まれ、レコードで言うB面は彼らお得意の『ミニ・オペラ』になっている。
ロジャーのヴォーカルは、以前は1本調子だなんだと言われていたが、随分と表現力豊かになっている。
また、ピートの歌も、ソロよりも生き生きとしている気がする。
サウンドは、間違いなくTHE WHOの物だし、ドラムスはキースを意識しながらも、過剰に叩き過ぎていないことに好感が持てる。
素直に聴けば、クオリティの高い、実に良く出来た素晴らしいアルバムである。

では、私の検証結果はというと・・・・。
やはり復帰作ということで、THE WHOを意識して作られているのがありありと感じられる。
しかし、今回はこれでいいと思う。
もともと、ピートという人は、最新の機材を駆使して、オリジナリティを追求してきた。
その結果、『WHO'S NEXT』や、『TOMMY』という傑作を生んでいったのである。
だからと言って、今回同じように最新機材をふんだんに使われたら、全く違う物が出来上がってしまっただろう。
つまり、音楽シーンは秒単位で進化しているが、我々ファンにとってのTHE WHOは、それぞれの最高傑作の時点で止まっているのである。
その時計を再び進めるためには、一旦その時点に針を戻してから考えなければならない。
ならば、この作品はこれで正解と言えるだろう。
ここから、続けられるのならば、徐々に現代に近づいていけば良い。
キース的なドラムスも、新作毎にザックの色合いになっていけば良いし、ジョン的なベースも、ピノのカラーに変わっていけば良い。
それが、THE WHOに馴染まなければ、また変われば良いし、変わり続けて、バンドが私の考える物から離れていけば、私が取り残されれば良い。
私は、いちファンとして、それを恐れはしない。
それよりも、ファンに媚びて自らの音楽をなぞることを潔しとするようなバンドに、THE WHOにはなってもらいたくはない。
次回作が、楽しみでもあり、不安でもあるという、現役感覚を持ち続けて欲しい。
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by saka-zuu | 2006-12-03 00:24 | MUSIC
a0034589_19262511.jpg衝撃のデビューアルバムから、1年半ぶりに発表された、フランツ・フェルディナンドのセカンドアルバム。
このアルバムが、私にとっての2005年のナンバー1アルバムである。
あまりにも売れ、賞賛の嵐を受けたファーストアルバムから、どれほどのプレッシャーが掛かるかと思われたが、届けられたセカンドアルバムは、そんなことを微塵も感じさせない、素晴らしい出来映えであった。

私自身が考える、彼らの特徴であるゆらゆらとした独特のリズム感と、次第にスピードアップするのを押さえるように鳴るギターは健在。
その上に、ファーストアルバムとは比べものにならない程のバラエティに富んだ内容が、彼らの大いなる才能を感じさせる。

何と言っても、軽快でメロディアスなファーストシングルである『DO YOU WANT TO』が、FM各局で「これでもかっ!」というくらい流されれば、聴かずにはいられない。
初めて聴いた時に、思わず「はっははは、やってくれるぜ!」とうれしくなったことが忘れられない。
変に変わるわけでもなく、力んでテクニックに逃げたりしない所が、彼ららしいし、それこそが私の求めていた彼らの”成長”でもある。
彼らは、そんな私の期待を大きく上回る作品を、わずか1年半というブランクでリリースしてくれたのだ。
しかも、とびっきりのチープさを、随所に残しながら・・・・。


今年は、例年になくCDを購入しなかったので、聞き逃した作品もたくさんあるが、自信を持って、私はこの作品を今年のナンバー1に推す。
ちなみに、ナンバー2はフー・ファイターズ、ナンバー3はオアシスかな。
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by saka-zuu | 2005-12-31 19:46 | MUSIC

THE POLICE 『SYNCHRONICITY』

最近、音楽ネタが極端に少なくなった、このブログ。
もともと、自分が好きな音楽を紹介する、というよりは、備忘録というか、その音楽に対する思いを文章にしてみたいという考えで始めたのだが・・・・。
これまでに、たくさんのアルバムのことを書き連ねて来て感じたのは、自分が思っていることのほんの何分の一かしか表現出来なかったこと。
読み返しているうちに、なんだか悲しくなってきた・・・。
しかし、どんなに稚拙な表現であっても、自分の考えを完全な形で表現出来なくても、書き続けることが大切だと思うので、これからも書き続けて行くことに決めた。
・・・誰が何と言おうと決めたんだ!!って、誰も何も言ってないんだけど。
このまま、競馬予想ブログになってしまっても、それはそれで”あり”かもしれないが、このアルバムに触れないうちに、”音楽ブログ”を諦めるわけにはいかないのだ。

a0034589_201404.jpg1983年発表の、ポリスの5枚目のアルバム。
私が本格的に洋楽を聴き始めてから、最も衝撃を受けたアルバムの中の1枚だ。
1stシングルの『見つめていたい』の美しさは、今でも色あせない。
『キング・オブ・ペイン』、『シンクロニシティⅡ』といったヒット曲も生まれたが、アルバムそのものも、全世界で大ヒットを記録した。

このアルバムを最後に、ポリスは消滅してしまうのだが、解散ライヴなどを行わなかったことが彼ららしい。
実際は、殴り合いの喧嘩をして別れたために、それどころではなかったらしいが・・・・。
レコードで言うA面にあたる1〜6の流れの中に、アンディ・サマーズとスチュワート・コープランドのソロに近い作品があるが、バラエティに富んでいる感じはあるが、違和感はない。
逆に、これだけ音楽性の違う3人がよく一緒に組んでいたと思うし、解散も自然な成り行きとも言える。
B面の7〜10は、完全にスティングのカラーだが、これほど完璧にラヴソングを並べられると、ちょっとベタ過ぎる感じもするが、この頃はこれが正解だったのだ。
それは、彼らも十分分かっていたはずだが、それが彼らのアイデンティティであり、解散への最後のメッセージであったと私は思う。
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by saka-zuu | 2005-11-24 20:41 | MUSIC
【8089人気投票】 スタート!
↑ 投票はこちらへ!! ↑

爽やかな秋の日々、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?
日々お忙しくされている方も多いと思いますが、暫し憩いのひとときを
【8089人気投票】でお過ごし下さい♪
どなたでも自由に参加して頂けますので、みなさんお誘い合わせの上、
ご参加下さいませ。。。
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♪♪♪♪ 下記を熟読の上、ご参加下さいね!(曲は80年代の洋楽に限定!)♪♪♪♪
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 【8089人気投票】2005年・秋
 ●期 間   : 11月13日(日)~12月4日(土) (22日間)         
 ●テーマ    : 「哀しくなるほど切ない曲」
          *秋になると聴きたくなるバラード、失恋にまつわる曲、など
           どんな曲が出てくるか楽しみですね☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 !!!80年代の洋楽から選んで下さい!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・          
 ●投票方法  : お一人1曲 (曲名・アーチスト名を明記) を この記事へコメント
          として投稿してください。
            また、その曲に対する思い出、エピソードなどもぜひ一言添えて
           下さいね☆ 
 ●結果発表  : 発表は、12月5日(月)
           なお、適宜中間発表も行いますのでお楽しみに。。。
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秋のひとときをみなさんと楽しく過ごしたいと思います。
ぜひみなさんのブログでも 【8089人気投票】 のことを記事で紹介して盛り上げて
下さいね♪ (よろしく!)
多くの方のご参加をお待ちしております。
 ☆☆☆どなたでも自由に参加して頂けます☆☆☆



恒例の、『MUSIC8089』さんの、人気投票が始まっています。
是非、投票して下さい!!

a0034589_23275413.jpg
私が投票したのは、ジュリアン・レノンの、『ヴァロッテ』。

何とも言えない切なさと、力強さが同居する名曲。
まさにジョンの生き写しとも言える歌声と、ジョンが書きそうな美しいバラード。
アルバムジャケットも、いやでもジョンを意識させられる。
彼の最近の動向は全く分からないが、どこまで言っても「ジョン・レノンの息子」から脱却出来ない運命が切な過ぎる、とも感じる。
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by saka-zuu | 2005-11-20 23:37 | MUSIC

BILLY JOEL 『AN INNOCENT MAN』

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1983年発表の、ビリー・ジョエルの9作目。
個人的には、彼の作品としては4枚目に買ったレコードであると、記憶している。
最初に買ったのは、なぜか『ソングス・イン・ジ・アティック』で、リアルタイムで買ったのが、その後の『ナイロン・カーテン』だと思う。
次が、『グラス・ハウス』で、この『イノセント・マン』は、その次。
発売されてから、1年くらいしてから買ったはずである。
当時、中学生であった私は、小遣い全てをレコードにつぎ込んでいたが、同時にFMでエアチェック(放送をカセットに録音すること)をしていた。
当時のFMは、番組で新譜特集などがあると、全10曲中、4〜6曲くらいをノーカットで放送していたので、その時間に合わせて、録音をしていた。
たまにイントロにDJの声がかぶったり、逆に録音ボタンを押し損ねて、途中からになったりして、失敗も多かったが・・・・。
たしかこのアルバムからは、46分テープの片面に『あの娘にアタック』、『アップタウン・ガール』、『イノセント・マン』、『ロンゲスト・タイム』、『夜空のモーメント』、『ケアレス・トーク』、『キーピング・ザ・フェイス』の6曲を録音していて、よく聴いていた。
その後、『イージー・マネー』、『ジス・ナイト』も別の番組で録音していたため、ほとんどの曲を手に入れていて、LPレコードを買うのを躊躇していた。
なにしろ、他にも色々と聴きたいものが多過ぎたし。

なんだか、全く内容のことを書いてないが、これほどよく出来たポップ・アルバムは珍しい。
前作の『ナイロン・カーテン』が、重苦しい内容であったので、よけいに際立っている。
大ヒットした『あの娘にアタック』、『アップタウン・ガール』の’60年代風のアレンジは、当時流行っていたプロモーション・ビデオでも再現されて、実にかっこよかった。
彼の真骨頂とも言うべきバラードも、日本ではシングルカットされた『ジス・ナイト』や、アメリカで大ヒットした『イノセント・マン』などが収録されていて、期待を裏切らない。
中でも、アカペラで歌われた『ロンゲスト・タイム』が、そのころもてはやせれていた、シンセサイザーのような大げさなアレンジに慣れた耳には、実に新鮮に感じたものだ。

結局、発売されて1年くらいしてからLPレコードを購入したのだが、そのときの”帯”は、普通に上下に被せられたものになっていた。
最近、紙ジャケCDで再発されたものは、当時のCBSソニーが採用していたジャケットの上に乗っかっているタイプで、発売当初に付いていたものだ。
このアルバムが出た頃は、とにかく洋楽を聴きまくっていたこともあり、こんなつまらないこともよく憶えている。
自分の中で、最も思い出深い時期に楽しんだアルバムの中の1枚であるのは、間違いないし、きっと、これからもその思いは変わらず、ずっと聴き続ける作品だと思う。
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by saka-zuu | 2005-10-14 23:42 | MUSIC

FREE 『FIRE AND WATER』

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フリーの1970年発表の、3rdアルバム。
ルーズさが心地よいタイトル曲から始まり、大ヒットした『オール・ライト・ナウ』で終わる。
わずか7曲ながら、実に内容が濃い。
今発売されているCDでは、ボーナストラックが入っているが、短いながらオリジナルのLPサイズのものが、最高に決まっている。
今は亡きポール・コゾフの泣きのギターといい、若き日のポール・ロジャースの声といい、奇跡的なコンビネーションとしか思えない美しさがある。

さて、今年になって、そのポール・ロジャースが、クイーンのツアーでヴォーカルに抜擢された。
福岡にも来るらしいが、私は行かない。
いっそのこと、フレディ・マーキュリーに近いタイプの、全く無名のヴォーカリストを探し出して、起用してくれれば良かったと思う。
私にとっては、ポール・ロジャースは、誰かの替わりになれるヴォーカリストではない。
言ってしまえば、ポール・ロジャースが、クイーンのメンバーを引き連れて、バッド・カンパニーの再結成というほうが、まだ理解出来る・・・、とは言っても、それも無理があるか。
ツアーで、『ボヘミアン・ラプソディ』や、『ドント・ストップ・ミー・ナウ』を歌うのであろうが、せっかくのポール・ロジャースの来日ならば、『キャント・ゲット・イナフ』や、『ムーヴィン・オン』を演奏して欲しい。
まさか、クイーンが『グッド・カンパニー』という曲を発表しているから呼んだ、というわけでもないであろうが・・・・。

とにかく、ポール・ロジャースというヴォーカリストは、フリー、バッド・カンパニーという、稀代の名バンドで活躍し、最近ではあまり作品に恵まれていないが、あまり話題にならなかったが、ちょっと前に『LAW』というバンドで、相変わらずの美声を聴かせてくれた。

フリーの代表作は、『ライヴ』という評価が多いが、スタジオ盤としては、間違いなくこの『ファイヤー&ウオーター』と言っていい。
このポール・ロジャースの歌声に惚れた身としては、やはりクイーンのヴォーカルとして認めるわけにはいかないかな・・・・。
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by saka-zuu | 2005-10-13 21:51 | MUSIC
a0034589_2310472.jpgポール・マッカートニーの、ソロ名義としては4枚目。
前作『TUG OF WAR』と同じく、ジョージ・マーチンのプロデュースで続編と言われている。
タイトルが示す通り、平和への願いを唱ったアルバムでもある。

当時の話題としては、ビートルズ解散後のポールの作品(ウィングス含む)としては、初めてビルボードでナンバー1にならなかったアルバムと言うことで、あまり評価は高くなかった気がする。
まあそんなことは、前作の『TUG OF WAR』でポールにノックアウトされていた私には、全く関係なかったが・・・・。
注目は、やはり”あの”マイケル・ジャクソンとの競演となった、『SAY SAY SAY』と『THE MAN』であろう。
既に、マイケルの大ヒットアルバム『スリラー』で、『ガール・イズ・マイン』という曲を発表してヒットさせていたが、個人的にはこのアルバムに収録された2曲は、それよりも明らかにかっこいいと思う。
『SAY SAY SAY』は、ちょっとソウルフルで、マイケル寄りだが、こういう曲にも、ポールの声はマッチして聴き応えがある。
『THE MAN』は、シングルカットはされなかったと思うが、こっちはポール寄りか?
ポップロック風で、躍動感溢れる曲調が素晴らしい。
全体的にポップな感じの曲が多く、ロックンローラーであるポールを聴けるのは、『KEEP UNDERCOVER』でのシャウトだけと言っていいかもしれない。
しかし、ポップだから悪いわけではなく、それもポールの魅力の大切な所、というか大多数の人にとっては、それこそがポール・マッカートニーだと思う。
『SO BAD』や『THROUGH OUR LOVE』の美しさは、まさにメロディメイカーとしての本領発揮であるし、タイトル曲の盛り上げ方も、ポールならではの展開。
さらに、『SWEETEST LITTLE SHOW』のような、小品的な作品も、これぞポールの真骨頂とも言えるだろう。

このアルバムに代表される、ポールの軽さは、軽薄さという意味ではない。
人を引き込むのは、見た目の真剣さではない。
一見、軽そうに見えるものであっても、そこに微妙なバランス感覚があるのがポールの曲の特徴であり、私自身はそこに何者にも代え難い魅力を感じているのである。
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by saka-zuu | 2005-09-13 23:45 | MUSIC

PAUL McCARTNEY 『TUG OF WAR』

a0034589_2225487.jpg1982年発売の、ポール・マッカートニー名義としては、3枚目となるソロ・アルバム。
ポール単独の、全2作がほとんど一人で演奏をしていたものであったのに対し、このアルバムはスティーヴィー・ワンダーはじめ、多くのゲストが参加した実に華やかなアルバムになった。

当時、中学生であった私が、初めて手にしたポールのLPレコード(!)が、このアルバムであった。
まさにこの頃、ロックを聴き始めた時期に聴いたもので、元ビートルズのポールという感覚は全くなく、単純にかっこいいと思って、聴いていた。
最初は、お金のない中学生なので、FMでエアチェックした数曲入りのカセットテープを、擦り切れるほど聴いていたのだが、しばらくして、なけなしのお金をはたいてLPレコードを買った。
そのレコードから、わざわざカセットテープにダビング(レコードは聴きすぎると、本当に擦り減るので)して、勉強をするふりをして聴いていたのを、今でも思い出す。

私にとってのポール・マッカートニーのイメージは、今でもこの頃の音である。
とにかく、ポールという男は、きらびやかなショービジネスの世界の人間でなければならない、と思う。
『BAND ON THE RUN』以降の、ウィングスのアルバムのように、きらきらと輝いていないといけない。
ウィングス後期での華やかさは、ポールの本領発揮と言えなくもなかったが、それとともに、ポール本来のポップ性とは違う方向に行き始めたのか、あっさり自然消滅してしまう。
次に発表されたのは、またまた一人で録音された『McCARTNEYⅡ』で、地味ではあったがこれまでとは一味違った、ポールのポップ性が見え隠れしていた。
そして、ジョン・レノンの突然の死・・・・。

その後に発売されたこのアルバムは、何かが吹っ切れたように、ポール・マッカートニーの、メロディ・メイカーとしての、またパフォーマーとしての才能が遺憾なく発揮されている。
『ワンダーラスト』のようなバラードが、適度に収められているのも好感が持てるし、亡きジョンに捧げた『ヒア・トゥデイ』も、涙なくしては聴けない。
しかし、このアルバムの真骨頂は、『テイク・イット・アウェイ』、『ボールルーム・ダンシング』と言ったロック・ナンバーが、実はポールが最高のロックン・ローラーであることを証明してくれていることである。
ポール・マッカートニーの才能が、本当にいい方向にはたらいた、最高に素晴らしいアルバムである。
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by saka-zuu | 2005-09-08 22:43 | MUSIC
a0034589_2375364.jpg既に、音楽ブログを放棄してしまった感のある、”さかずうの日記”だが、久々に音楽ネタを・・・・。
と言っても、なんの新鮮味もないヴァン・ヘイレンのベスト盤。
以前に1枚ベスト盤が発売されているが、それは、初期の彼らの真骨頂と言えるカヴァー曲が入ってなくて中途半端な物であったので、本来での意味での決定版的ベスト盤は、これが初めてと言える。
発売されてから、1年以上経って改めて取り上げるのは、これまであまりこのアルバムを聴いていなかったのだが、車のCDチェンジャー用に編集すると、意外と楽しかったからだ。

ヴァン・ヘイレンというバンドは、初代ヴォーカリストのデヴィッド・リー・ロスと、2代目のサミー・ヘイガーとでは、別のバンドになっていると言っていい。
・・・3代目のゲイリー・シェローンは、なかったことになっているようだが。
私の個人的な見解では、デイヴの頃は、4人の個性がとにかく喧嘩し合っていて、それぞれがとにかく目立とうと馬鹿テクを駆使し合って、他のバンドでは絶対に作り得ない独特のバランスを生み出していた。
対して、サミーの時代は、それぞれの馬鹿テク軍団が、各自を尊重し、仲良く手を取り合って美しいハーモニーを奏でていたと思う。
つまり、バンドとしての考え方が180°違っていたのである。
なので、全く別のバンドとして聴けば、どちらも非常にレベルの高いサウンドを聴かせてくれるという、稀代のバンドと言える。

それを、このベスト盤は全く無視して、デイヴとサミーのヴォーカル曲を交互に入れて、台無しにしているではないか!!
ということで、あまり通しで聴くことはなかったが、うまく編集したら、ずいぶん楽しい物になった。
・・・単に、デイヴのヴォーカル曲と、サミーのヴォーカル曲を2枚に完全に分けただけなんだけど。
デイヴの頃の曲を、サミーが歌っているライヴ・ヴァージョンを無視することは、言うまでもない。
そうすると、デイヴの曲は1枚に収まるが、サミーの曲がちょっと2枚目に入りきれない。
まあ、そこは好きな曲だけ入れて、数曲は外せばいいんだけど・・・・。
こうして編集すると、なかなかいい!!
個人的には、やはりデイヴの頃が好きなのだが、サミーのヴォーカルの頃のヴァン・ヘイレンのサウンドのレベルの高さは、相当な物と感心して聴き入ってしまう。
3曲の新曲も、新鮮さはないが、その分、違和感なく聴ける。

CDチェンジャーに入れるときは、この2枚の間に、デヴィッド・リー・ロスのベスト盤を入れることも、忘れてはならない。
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by saka-zuu | 2005-09-01 23:28 | MUSIC
恒例の、【music8089】さんの人気投票が、始まりました〜〜!

詳細は、

【8089人気投票】 がスタートしました!
梅雨明け早々の暑さに参っている人、夏本番はこれからですよ!
寝冷え、夏風邪なんて吹き飛ばして夏の暑さを楽しもう!!!
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   ♪♪♪♪♪ 下記を熟読の上、ご参加下さいね (曲はロックに限定!)♪♪♪♪♪
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●期 間   : 7月23日(土)~8月14日(日) (23日間)
●テーマ    : 「暑さを吹っ飛ばすあなたの元気印<ロック>の曲は、何ですか?」 
          *ガンガンにノリのいい曲、(涼しくなる曲)、等々。。。
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
       !!!70年代~80年代の<ロック>から選んで下さい!!!
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
          独白「暑い時にあえて鍋物を食べる。ホット・コーヒーを飲む。
             そしてガンガンのロックを聴く。それが暑気払いの極意
             なり。。。」   (←ほんまかいな!?)
●投票方法  : お一人2曲 (曲名・アーチスト名を明記) を【music8089】さん(←をクリック)へコメ ントとして投稿 してください。
           また、その曲に対する思い出、エピソードなどもぜひ一言添えて下さいね!
●投票結果  : 発表は、8月15日(日)
          なお、適宜中間発表も行いますのでお楽しみに。。。
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暑さを吹き飛ばしてみなさんとひとときを楽しく過ごしたいと思います。
ぜひみなさんのブログでも 【8089人気投票】 のことを 紹介して盛り上げて下さい!
多くの方のご参加をお待ちしております。
(どなたでも自由に参加して頂けます。)


みんなで、投票して、盛り上げましょう〜〜。

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私が選んだ2曲は、

『(YOU CAN STILL) ROCK IN AMERICA / NIGHT RANGER』

『JUST LIKE PARADISE / DAVID LEE ROTH』


の2曲!!
とにかく、暑い夏を吹っ飛ばしてくれるというならば、この2曲で決まり!!
ナイト・レンジャーというバンドは、『シスター・クリスチャン』や『センチメンタル・ストリート』のヒットで、バラードのほうが有名だが、ロック・ナンバーの痛快さも見逃せない。
特にこの『ロック・イン・アメリカ』は、セカンド・アルバム『ミッドナイト・マッドネス』のオープニング・ナンバーで、ツインギターがこれでもか!!とばかりに炸裂する。

そして、何の説明もいらない、世界一の能天気ロッカー、デイヴィッド・リー・ロスのメイン・テーマとも言うべき大ヒット曲。

暑い暑いと言っても、涼しくなるわけではない!!
カラッと乾いたロックを聴いて、もっともっと熱くなろう〜〜〜!
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by saka-zuu | 2005-07-28 23:18 | MUSIC