貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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カテゴリ:MUSIC( 114 )

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by saka-zuu | 2017-06-13 08:58 | MUSIC
a0034589_1565567.jpgついに出た!!
・・・出る出ると、まるで幽霊のように騒がれていたGuns N' Rosesの新作。
制作がスタートしたと伝えられた頃は、「いつ出るのかな〜」と楽しみにしていたが、だんだん「まだかよ!」になり、ついには「どうせ出ないんでしょ?」と半ば切れ気味に冷たい視線を送っていたのだが、出てしまった。
私のような疑心暗鬼の最たるものが、Dr.ペッパーで、今年初めに「ガンズ・アンド・ローゼズの新作が2008年中に発売されたら、アメリカ国民ひとりずつにドクター・ペッパーをプレゼントする」と宣言してしまっていたが、まさか本当に出てしまったので、どうやらアメリカ国民全員に「おごる」らしい。
アクセルも、ジャケットとは言わないまでも、ブックレットの中に、ドクター・ペッパーを持って、”にこっ”と笑った写真でも入れれば、面白かったのに・・・・。
ちなみにドクター・ペッパー側の費用は約228億円らしい。
ただし、スラッシュとバケットヘッドはもらえないそうだ・・・、私も貰えんな、日本人だから。

さて、音の方だが、・・・どう評価すればいいのか。
まず、間違いなく『Appetite For Destruction』と同列に並べるべきものではない。
オリジナルメンバーがアクセルひとりということだが、全員揃ったところで、あのころの音は出せないし、もし出せたとして、それを作って発売することはナンセンスだ。
既に、『Spaghetti Incident』から14年、完全オリジナルとしては『Use Your Illusion: 1/2』からは、17年もの歳月が流れている。
その間に、アクセル自身、カート・コバーンにはさんざん叩かれ、メンバーからは総スカンを食らい、迷走を続けて来た。
音楽業界も様変わりしているし、ファンの嗜好も進化(或は退化?)している。
当然、私自身も年を重ね(要は年食った)、変わって来ている。
過去から現在に向かってのロックシーンに於いて、Guns N' Rosesの果たした役割は大きなものだが、過去に止まっていては、今のファンには支持されず、あくまでも『懐メロ』扱いされてしまう。
Guns N' Rosesというバンドは、そうであってはいけないのだ、・・・断じて。

では、そのことを踏まえた上で、この作品はどうか?

・・・困るんだよ、冷静に聴けないので。
まず言えることは、『GN'R』のロゴが格好悪い、・・・それはどうでもいいか。
曲自体は、非常に練られているが、まだまだ全容を理解できるほど、聴き込んでいないのでなんとも言えない。
個人的にはアクセルのヴォーカル全開の、ソロアルバム的な要素が強いのでは、と予想していたが、思ったよりバンド色が強い気がする。
メンバーはどうなってるの?と思って、ライナーを見たら、・・・あ〜、なるほど、「金かかってるな〜」という感じで、誰がメンバーで、誰がゲストなのやらわからないがものすごい数の人が関わりまくっている。

正直、嫌いな音ではないし、クオリティも高いと思う。
何より、アクセルの声が、私の心臓を鷲掴みにして放さない。
しばらくは、聴きまくって、そのうち答えが出る・・・、かもしれないな。
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by saka-zuu | 2008-11-21 15:55 | MUSIC
a0034589_1552629.jpgプライマル・スクリームの待望の新作が発売された。
毎度毎度カメレオンのようにスタイルを変え続け、ファンを煽動しまくるボビー率いるプライマル・スクリームだが、今作は若干様相が違う。
これまでのような七変化ではなく、なんとなく総括的にこれまでのサウンドのかっこいい部分のみを抽出したような感じ。
要するに、初めて(?)安心して聴くことの出来る作品になったということ。
それとも、いい加減慣れてしまったのだろうか?彼らの変化に。

さて、全体的には、すでにFMなどでも死ぬ程かかりまくっているシングル「Can't Go Back」からもわかるように、かなり”ロック”している。
音は、走りまくっている。
とにかく、全速で走って、踊って、ぶっ倒れてもいいという、相変わらずの無茶ぶりが楽しい。
その無茶さが、これまでのアルバムでは統一されたイメージを持っていたが、今作は様々な顔を持っている。
まあ、4人のプロデューサーを起用して、ゲストもたんまり呼んで作っている所から、統一感などはなから考えていないんだろうし、ファンも望んでないのかもしれないけれど。

タイトル曲の「Beautiful Future」の妙にポップなダンスナンバーも、3曲目の「Uptown」の怪しさも、彼らにとっては決して目新しいわけではないが、これまでよりも洗練されている。
ライヴで映える曲も多いような気がするが、残念ながら私はフジロックには行けないんだよなあ・・・・。
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by saka-zuu | 2008-07-23 16:14 | MUSIC
a0034589_12572155.jpgThe Offspringの新作がやっと届いた。
昨年のサマーソニック'07で、力尽きてしまって、かれらのステージにたどり着けずに、遠くから音を聴いていたことを、今更ながら後悔する傑作であり、問題作である。

これまでの彼らの作品を聴いている人ならば、ちょっと地味に聴こえると思う。
何しろ、『Pretty Fly (For a White Guy) 』や『Original Prankster』のような、楽しい(おかしい?)お馬鹿な曲が一切なく、直球勝負のまじめなアルバムだから。
今作のプロデューサ−が、あのメタリカでおなじみの、ボブ・ロックなので、多分ちょっとふざけた曲を作ったりすると、怒られたりしたのかもしれないが。
なんかまじめそうじゃん、ボブ・ロックって。
問題作と書いたのは、その点で、もしかしたら彼らのファンの求めていたものではないのかもしれないから。
ただ、ベスト盤に入っていた『Can't Repeat』からの流れで言うと、結構自然なのかも、と思いもするが。

では、この地味なアルバムが悪いかというと、圧倒的に素晴らしいのである。
ぐいぐい引き込む曲は少ないが、これまでにない(失礼!)”いい曲”が多いのである。
『Kristy Are You Doing Okay』や、『Fix You』と言った、彼らにとっては初の試みと言える、本格的なスローな曲の出来映えには、正直驚いた。
「やればできるじゃん!」と、今更ながらデクスターのヴォーカリストとしての才能を見直してしまった。

お馬鹿なThe Offspringも悪くないが、たまにはまじめに歌ったっていいじゃないか。
このアルバムで、一部のファンは離れていくかもしれないが、とてつもなく大きなファン層を獲得するのかもしれないよ。
グリーン・デイの『American Idiot』や、メタリカの『Metallica』に相当する傑作!と数年後に言われていてもおかしくないアルバムだと思うが、どうだろう??
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by saka-zuu | 2008-07-17 13:17 | MUSIC
a0034589_14103052.jpg38スペシャルのアルバムの中で、個人的には最も気に入っているのがこれである。
発表されたのは、’86年で、当時はもちろんLPレコードである。
ジャケットの作りがなぜか凝っていて、半円状のカラーの部分が切り抜きになっていて、中の紙袋に色分けされていて、表は単なるべた塗り、裏はメンバーの写真が印刷されていて、どっちでも見れるようになっていた。
まあ、凝っていて、と言っても、ローリング・ストーンズの『スティッキー・フィンガーズ』のようにジッパーが付いていたりする程ではなく、なんとなく地味に手が込んでいる程度なのだが・・・・。

彼らのいい所は、とにかく分かりやすいこと。
『ポップ』と言われればそうだし、そういうものをいたずらに忌み嫌う方々からは、全く受け入れられないと思う。
もともとは”サザン・ロック”というスタート地点から出ているので、比較対象がオールマン・ブラザーズ・バンドや、レイナード・スキナードといった、’70年代のバンドになるのだろうが、特に’80年代に入ってからの38スペシャルは、明らかに別物だ。
延々と続くギターソロや、ルーズな雰囲気を削ぎ取って、1曲を4分程にまとめ、あろうことかシングルチャートを駆け上がっていったのだから。

このアルバムは、通算7枚目で、初のロサンゼルス録音である。
プロデューサーは、リック・スプリングフィールドやパット・ベネターとの仕事で当時大人気だった、キース・オルセン。
・・・売れるはずである。
ファーストシングルの『Like No Other Night』にしても、セカンドシングルの『Somebody Like You』にしても、分かりやすく明快なアレンジと、無駄に音と音の隙間を埋めようとせず、そこにある素材を生かしたような作り。
ただ、”売れるバンド”の要素である、カリスマ性やら、無謀なまでの特徴が全くなく、どうも人畜無害に見れる所が、日本でメジャーになれない原因かもしれないが。

個人的に一番好きな曲は9曲目の『Against the Night』かな。
”歌謡曲”か!とも言えるような、印象的なメロディに、鉄板のギターが絡む。
それにしても、なぜに”ツイン・ドラム”なのだろう・・・、音を聴く限り、必要性があるような気はしないんだけど。
なんだか、「仲間は多い方が楽しいんだぜ!」と言いたいだけのような気もするんだけど、それはそれでありなのかもね。
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by saka-zuu | 2008-05-29 14:35 | MUSIC
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人それぞれ、価値観の違いがある。
まずは、私自身の長い間の心の動きを書いてみると、まず、「38スペシャルのCDが欲しい!」が始まりである。
私が所有しているのは、現在『STRENGTH IN NUMBERS』の日本盤LPレコードと、『Flashback』というベスト盤CDのUSA盤のみ。
残念なことに、今の私の家にはレコードプレイヤーがない。
アルバム『STRENGTH IN NUMBERS』を聴きたいが、あるのはベスト盤のみ。
このアルバムを手に入れたいのだが、あいにく日本盤は廃盤で、ネットで探すと輸入盤はあるようだが、なんとか中古でいいので日本盤を手に入れたい。
その心の動きから、近所の中古CD取扱店をまわったが、当然のことながら北九州という地方都市では、出会えることはなかった。
次に探したのは、文明の利器ネットオークション。
ここで私の第一の価値観の崩壊は、38スペシャルのCDが法外のプライスで売りに出ていることである。
廃盤だからという理由だろうが、CD1枚に4〜5000円のプレミア価格で出ていたりするのである。
・・・まあ、果たして38スペシャルのCDにそこまでの需要があるとは思えないけど。
私は欲しいのだが、そんな”方”からは買う気は毛頭ない。
そういうわけで、欲しいながらも、ないものはしかたないと気長に探すことに決めたのだが、ついに”その日”が来たのである!!
本日、たまたま福岡市の方に行く用事があって、普段はなかなか行けない中古CD屋にふらふら〜っと入ったら、そこに大量の38スペシャルの日本盤CDが!
それも、1枚500円という、正に「あ〜、これ有名じゃないから、状態いいけどこんなもんでいいや」的なプライスを付けて。
さらに、偶然にも『本日500円以上のCD、1枚200円引き』セール中という幸運。
見るからに状態もいいので、即買い。

・38 SPECIAL
・SPECIAL DELIVERY
・ROCKIN' INTO THE NIGHT
・SPECIAL FORCES
・TOUR DE FORCE
・STRENGTH IN NUMBERS

手に入れた”獲物”は、上記の6枚。
残念ながら、4作目の『WILD-EYED SOUTHERN BOYS』が抜けているのは、なぜだろう?
手放された方が、それだけ持ってなかったのか?・・・いやいやこれだけ揃えたのならば、そんなことはないだろう。
ならば、それだけ気に入ったから、手放していないのか?・・・それも考えにくい。
だったら、全て手放したが、その中古CD屋で、それだけ売れたのか?・・・それも、ちょっと無理がないか?
それとも、別々の人が、たまたま38スペシャルのCDをそれぞれ売りに来たのか?・・・ほかのバンドならあるだろうが、それは可能性が低いかな。
う〜〜ん、真相は如何に?
ただ、明日からまた、『WILD-EYED SOUTHERN BOYS』1枚を探す、私の冒険が始まることに変わりはない。

それにしても、この価値観の違いって何なのだろうか?
こういうCDなどは、欲しい人は”いくら出してでも”欲しいのかもしれないし、知らない人には、ほとんど価値のない物だろう。
だから、『オークションでは数千円』、『地方の中古CD屋では数百円』というずれが生じるのだろうが。

価値観の違いというのは、私の場合は、まず幼い頃の母親とのバトルから始まっている。
幼い頃から物欲が発達している上に、収集癖があったので、とにかく『物をとっておきたい』私と、『無駄(と母親が思う)な物を捨てたい』母親の壮絶な戦いが繰り広げられたのである。
今でこそ、一人暮らしなので、その悩みはないが、実家にいた頃は、とにかく貴重な雑誌を捨てられたり、貴重なミニカーやプラモデルを掃除の度に壊されたり。
まあ、母親からすれば、単なる”本”だったり、”おもちゃ”だったりなので、当然かもしれないが、・・・今でも戦っている”男の子”は多いのではないだろうか?

その延長で、価値のある物にプレミアムがつくのは仕方ないが、果たして38スペシャルが、価値はあっても、需要があるのか?
甚だ疑問だが、もし誰かが「38スペシャルなんて、価値ないよな」って言ったら、私は反論するだろうけど・・・・、彼らを知ってる人も、私のまわりには皆無だし。
もしかしたら、38スペシャルという誰も知らないかもしれないバンドのCDを買って、テンションが上がっている私の価値観が、一番おかしいのかも・・・・。

価値観というか、こだわりというか、これ以上考えても、実になりそうにないので、気軽にこのCDを楽しもうと思う。
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by saka-zuu | 2008-05-25 21:02 | MUSIC

Miles Davis 『Four & More』

a0034589_18473974.jpgJAZZを聴き始めて、数ヶ月。
ハービー・ハンコックから入るという暴挙に出た訳であるが、その後は、順調に(?)正しいJAZZファンに近づきつつある気がする(どうやら気のせい・・・)。

ありがたいことに、JAZZのCDは、廉価版が多い。
とにかく、音を聴きまくりたい時期には、非常にありがたいことである。
そういうこともあって、この間に数十枚のJAZZのCDが我が家のラックを占拠することとなった。
そんな中で、最近勢力を伸ばしつつあるのが、マイルス・デイヴィス。
「JAZZを聴くのに、マイルスを知らないなんて・・・」という声も聞こえて来そうだが、まあ、ちゃんと聴いているんだよ。

最初に買ったマイルスのCDは、『My Funny Valentine』。
静けさの中に、瑞々しさも漂うライヴ盤で、ある意味無知な私のマイルス像を打ち破る切なく美しいアルバム。
そして、次に購入したのが、この『Four & More』。
同じときに録音されたもののハード版になるのだが、これは凄まじいばかりのライヴだ。
圧倒的なスピード感と、息をも付かせぬ完璧な展開。
ソロパートと、バンドパートのバランスの素晴らしさは、圧迫感さえ感じる、音の洪水。
これを、JAZZというジャンルに止めておいていいものか?
ロックファンとして、これを放っておけない何かが、確かにある。
『音楽』というキーワードは必要ではあるが、この狂おしいまでに素晴らしいライヴを、”誰かが作った”ジャンルに収めることなど到底出来はしまい。

まだまだJAZZに関して、未熟ではある私だが、だからこそジャンルの垣根を取り払って、”聴かなければいけない”アルバムに出会えたことを、ありがたく思う。
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by saka-zuu | 2008-05-20 19:14 | MUSIC

Rush 『a show of hands』

a0034589_15294030.jpg1988年発売の、ラッシュの3枚目のライヴアルバム。
個人的に、ラッシュを聴き始めたのは、『Power Windows』あたりからなので、それ以前の、いわゆるコンセプトアルバムを主体とした彼らのアルバムは、後追いで聴いていたことになる。
このライヴアルバムが出る前に、『Hold Your Fire』が出ていて、そのアルバムを夢中で聴いていた覚えがあるのだが、最近は、専らこの『a show of hands(邦題:新約・神話大全』を聴いている。

彼らの代表作は、もちろん『2112』だろうし、それは私も多いに認める所である。
その上で、『2112』が未収録のこのライヴアルバムが一番好きなのは、やはりオープニングからラストまでの圧倒的なまでの完璧な構成が出来ているからだ。
しかも、わずか3人で演奏されているとは思えない緻密な演奏と、ライヴならではの臨場感が、これ以上ないと思える形で記録されているのだ。
レコードにすれば、2枚組となる曲数であるが、このアルバムの場合、レコードを裏返す時間さえ許さない、それどころか、途中から聴いたり、途中で止めたりもできない、そんな完成形が出来ているのである。
もちろん、それは寸分の隙もなく名曲を並べ続けられるラッシュというバンドならではあるが、それ以前のライヴ(に限らないかもしれないが)アルバムにあった、ある程度の流れを全く無視しながら、聴く方をぐいぐい引き込む魅力に溢れている。

アルバムのオープニングは、非常に軽やかに始まり、暗転されたステージが、突如明るくなり、大音量の『Big Money』が流れる様が、手に取るように分かる。
収録曲は、『Signals』以降の、短い曲主体の構成ながら、それぞれの曲が、ラッシュならではの単独でドラマチックな展開を繰り広げているので、曲数は15曲と、比較的多いのだが、同じに聞こえる曲は全くなく、間延びすることもない。
あっという間に聴き終わる印象もあるが、内容は恐ろしく濃い。

ライヴという形なので、スタジオ盤に較べると、曲そのものの音数は減っているのだろうが、かなりスピード感があるし、なんといっても、迫力がある。
スタジオ盤をなぞるだけでもなく、変にオリジナリティを押し付ける訳でもなく、ファンの求めるものを最大限に理解し、それを凌駕しているアルバムである。

この後にも、『Different Stages』、『Rush In Rio』というライヴアルバムが出ているし、もうすぐ『Snakes & Arrows Live』も発売される。
しかし、1枚のアルバムとして聴いた場合、この『a show of hands』を超えるものは、出てこないのではないだろうか。
もちろん、内容的に素晴らしいもの(これ以前の2枚や、先述のものも含め)はあるが、少なくとも彼らの音楽に最も夢中になってふれていた時期に出たものなので、私にとっての”最高傑作”という意味でだが。
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by saka-zuu | 2008-05-14 16:00 | MUSIC

Suede 『Coming Up』

a0034589_1624092.jpg昨年の夏、サマーソニック’07に、初参戦した。
結構仕事の忙しい時期だったので、土曜日1日しかいけなかったのだが。
とにかく、「安く、ロスなく見たい」という前提から、金曜深夜発の夜間バスで出発し、翌朝大阪会場に乗り込み、終わったら即バスで帰路につき、翌早朝に帰ってくるという強行軍。
「そんなに込んでないんだろうな〜」という甘い考えは、バスに乗り込んだ瞬間に吹き飛んだ。
バスは、最近の高速バスのような豪華仕様ではなく、普通の、オーソドックスな観光バス。
その狭い車内に、満員鮨詰め状態で、およそ片道8時間の長旅。
会場に着くと、快晴!、・・・焼けるような暑さ、・・・フェスって体力勝負なんだね。

行きは、ぎゅうぎゅう詰めだが、なんとか期待感で乗り切った。
帰りは、さすがに行きと同じ状態だと厳しいと思ったが、1日で帰る人が少ないこともあってか、人数は半分程度で、二人分のシートに横になって帰れた。
帰った直後は、「きつかったな〜、もう行かん」と思ったが、なんだか今年も行きたくなって来た。
メンバー的には、大阪会場は日曜日の方がそさそうなんだよなあ、あ〜困った。

フェスなので、とにかくどこかで誰かがライヴをやっているのだが、やはり見たいアーチストを中心に行動スケジュールを組んだ。
朝は、ジ・エナミーから始まって、ブレット・アンダーソン、スーサイダル・テンデンシーズ、マニック・ストリート・プリーチャーズ、オフ・スプリング、そしてとりはアークティック・モンキーズだ。

この中で、意外と一番よかったのが、ブレット・アンダーソン。
言わずと知れた、Suedeのヴォーカルである。
”意外と”と書いたのは、Suedeとしてではなく、ソロで来たので、もしかしたら昨年発売されたソロ・アルバムからの曲だらけで、Suedeの曲は申し訳程度にしかやってくれないのか、と思っていたから。
もちろん、それでも楽しみであるし、解散前のSuedeのステージを一度も見たことがない私にとって、パフォーマーとして評価の高いブレットをしっかり見たかったのだが。

ライヴは、屋内会場で、雰囲気としては、そこだけがフェスとは異空間であって、普通のライヴ感を漂わせていた。
そんな中、ジャケット姿のブレットが現れ、ソロ・アルバムからの『Love Is Dead』でスタート。
ソロ・アルバムそのものが落ち着いた雰囲気ということもあり、朗々と歌い上げるブレットの姿が、神々しくもあった。
そして、ライブも中盤にさしかかる頃に、いよいよSuedのヒット曲のオンパレードが始まった。
・・・凄い、凄い、素晴らしい。
くねくね踊って、手を空に振りかざすブレット・アンダーソンという男の、なんと美しいことか。
『Trash』、『Can't Get Enough』、『Everything Will Flow』、『We Are the Pigs』、『Filmstar』、・・・輝かしいばかりの名曲達が会場に降り注ぐ。
ラストの『Saturday Night』では、涙が止まらなかった。
とにかく、涙が止まらない、それも、”涙がにじんで、じ〜〜んと”ではなく、”号泣”なのである。
首にかけていたタオルが、30代後半のおっさんの涙でぐしょぐしょになる姿の、なんと恐ろしいものだろうか・・・、まあ、いい。
しかし、とめどなく流れる涙を拭うのは、ブレットの姿を見ていたかったから。
次は、フェスではなくて、ソロとしてでいいので、単独ライヴツアーで見てみたい。
福岡にも、来てね、・・・Suedeとしてなら、なお歓迎。

さて、Suedeの’96年発表の3枚目のアルバム『Coming Up』である。
単純に、ギターのバーナード・バトラーが抜けて最初のアルバムと言うことで、個人的にちょっと不安だったために、買ってから結構聴き込んだ覚えがある。
・・・それではまってしまったんだよなあ、このアルバムに。
ブリット・ポップという、訳の分からない分類で語られ、ブラーのデーモンには”薬中毒”扱いされ、強引にオアシスとかと較べられて、なんだか防戦一方だったイメージが強いSuedeだが、音楽的には、正統派のイギリスのロックバンドだったと思う。

結局、ブリット・ポップというムーブメントも、ヘヴィ・メタルとか、ヒップ・ホップとかのような、音としての分類でも、サイケデリック・ロックとか、グラム・ロックとかのような様式的分類でもないので、個人的には無視して来た。
・・・単に、イギリスのロックをひとまとめにしただけの言葉だし。

このアルバムは、彼らのアルバムの中では、多分最もヒットしたと思われる。
シングルの『Trash』は、CMにも使われてたんじゃないかな?
Suedeというバンドは、『きらびやか』、『華麗』、『妖艶』、『美しい』という、ロックバンドにはあまり使われない形容詞がふさわしいという意味では異質だ。
しかし、誤解を恐れずに書けば、”デヴィッド・ボウイー”から、”ニュー・オーダー”、”エコー&バニーメン”、そして”スミス”からの、脈々として流れる、『変態的(大変失礼な表現だが、もしかしたら褒め言葉かも・・・)ロックアーチスト』を引き継いだ、貴重なバンドであったのかもしれない。
結局、解散してしまったのだが、まあそれもいたしかたない。
ロックというものが、一瞬の輝きを紡ぎだし、それを消費していく文化だとすれば、彼らの10数年間は、『刹那的な美しさ』に溢れたものだったと思う。
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by saka-zuu | 2008-05-13 17:21 | MUSIC
a0034589_15134679.jpg最近、JAZZを聴いている。
これまで、ロックを聴くのに手一杯で、他のジャンルに手が届かなかったのだが、『そろそろ、大人だし』というわけではないが、なんとなく軽く聴いてみようと思っただけで。

最初に手にしたのが、ハービー・ハンコックの『Flood: 洪水』。
・・・なぜ?と思われるだろうが。

まず、JAZZを聴くにあたって、困ったのが、どこから手をつけようか??ということ。
私に限らず、多くの方がまずこの難題にぶちあたると思われる。
しかも、ロックファンは、意外とひねくれているため(私だけ?)、なかなかJAZZに詳しいと思われる人に聞くことが出来ない。
内心『JAZZってどんなだろう・・・、聴いてみたいけど』と思っていても、外向きに『やっぱロックだよな!!!』と叫んでいる手前、なかなか素直になれなかったりするのだ。
そう考えてみると、本来”革新的”と言われるロックを聴く側が、意外と”保守的”だったりするのかもしれない。

ということで、JAZZへの入り口である。
まず、知っている名前を頭に浮かべてみると、このハービー、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズ、え〜っと、他は・・・・。
この中で、アーチスト名と曲名が一致した上で聴いた覚えがあるのが、ハービーしかいなかった、という哀しい現実を踏まえた結果が、このアルバムであった。
・・・と言っても、ハービーの曲で知っていたのは、『ROCKIT』だけなんだけど。

ロックの聴き始めは、ラジオからなのだが、JAZZの聴き始めはそういう経緯である。
では、聴くアーチストは決まったとして、次は作品である。
CD屋に行くと、JAZZのCDをそこそこの枚数を揃えている所から、申し訳程度にしか置いていない所まで、様々。
え〜い、ネットで調べてしまえ〜、と言うことで、私的に最もテンションの高そうなアルバムが、これであった。

不思議に思ったのが、ハービーは別としても、やたらとライヴ盤が多いこと。
ロックを聴いていると、ライヴ盤とスタジオ盤は、全く別もの扱いが普通である(私だけかもしれないが)。
今では、スタジオ盤をリリースして、ライヴツアーに出て、それをCD化するのが常識になっている。
JAZZ特有(?)のインプロビゼーション(即興演奏)が主役なんだろうが。

この『Flood: 洪水』を何度も聴いて、素直に「凄い!」と思う。
日本のみのリリースだと言うことだが、・・・全世界の人に聴かせようよ!!
今見てみれば、彼のソロとしては、ベストメンバーによるベスト選曲ライヴである。
どの曲も、どこかで聴いたことがあるような名曲揃いだし、先述のように、圧倒的にハイテンションだ。
聴き込むごとに、ぐいぐいと引き込まれる。
そんなアルバムに、最初に出会えてよかったと、心から思う。

JAZZライヴの良さは、曲そのものもさることながら、その時にしか聴けない即興の素晴らしさも堪能できることであり、それはスタジオで計算づくでは生まれない、奇跡の瞬間を味わえることにあると、勝手に思ってしまった。
あ〜、ライヴが見たい。
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by saka-zuu | 2008-05-10 15:45 | MUSIC