BAD COMPANY「BAD COMPANY」
2004年 07月 22日
60年代のロックヴォーカリストで、一番「歌がうまい」と思うのが、ポール・ロジャース。
フリーのヴォーカリストとして、すでに名声をあげていたポール・ロジャースであるが、解散後、フリーの生まれ変わりとも言うべき形で結成されたのがこの「バッド・カンパニー」。
発売は「スワン・ソング」ということで、レッド・ゼッペリンのレーベルになる。
ゼッペリンとの共通点は、メンバーチェンジをしなかったことか?バッド・カンパニーの方は、’83年の解散後、ポール・ロジャース抜きで「再結成」しているが、それは、ちょっと・・・・。
この「BAD COMPANY」。
オープニングの「CAN'T GET ENOUGH」から、「SEAGULL」まで、グラス片手ににやにやしながら聴いてしまう。サイモン・カークのドラムは余裕でリズムを刻み、ミック・ラルフスのギターは軽いうねりでスキップし、ボズ・バレルのベースが全体を引き締め、ポール・ロジャースのヴォーカルは全ての輝きを言葉にする。かっこいい。
レッド・ゼッペリンやディープ・パープルのような熱烈なマニアはいないが、70年代のロックが好きな人ならば、誰もが知っているだろう。しかし、「一番好き」って人はいないんじゃないかなあ。私も「一番」と言われると・・・・。でも、5つのバンドを選んで、とかなると、最後に「うーん、バッド・カンパニー」って言ってしまう気がする。なんか、思い出した頃にCDを引っ張り出して、ソファにドカッと座って聴きたくなる。
私にとっては、食卓の「味噌汁」みたいなバンド、かな。
by saka-zuu
| 2004-07-22 23:03
| MUSIC