貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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38 Special 『Strength In Numbers』

a0034589_14103052.jpg38スペシャルのアルバムの中で、個人的には最も気に入っているのがこれである。
発表されたのは、’86年で、当時はもちろんLPレコードである。
ジャケットの作りがなぜか凝っていて、半円状のカラーの部分が切り抜きになっていて、中の紙袋に色分けされていて、表は単なるべた塗り、裏はメンバーの写真が印刷されていて、どっちでも見れるようになっていた。
まあ、凝っていて、と言っても、ローリング・ストーンズの『スティッキー・フィンガーズ』のようにジッパーが付いていたりする程ではなく、なんとなく地味に手が込んでいる程度なのだが・・・・。

彼らのいい所は、とにかく分かりやすいこと。
『ポップ』と言われればそうだし、そういうものをいたずらに忌み嫌う方々からは、全く受け入れられないと思う。
もともとは”サザン・ロック”というスタート地点から出ているので、比較対象がオールマン・ブラザーズ・バンドや、レイナード・スキナードといった、’70年代のバンドになるのだろうが、特に’80年代に入ってからの38スペシャルは、明らかに別物だ。
延々と続くギターソロや、ルーズな雰囲気を削ぎ取って、1曲を4分程にまとめ、あろうことかシングルチャートを駆け上がっていったのだから。

このアルバムは、通算7枚目で、初のロサンゼルス録音である。
プロデューサーは、リック・スプリングフィールドやパット・ベネターとの仕事で当時大人気だった、キース・オルセン。
・・・売れるはずである。
ファーストシングルの『Like No Other Night』にしても、セカンドシングルの『Somebody Like You』にしても、分かりやすく明快なアレンジと、無駄に音と音の隙間を埋めようとせず、そこにある素材を生かしたような作り。
ただ、”売れるバンド”の要素である、カリスマ性やら、無謀なまでの特徴が全くなく、どうも人畜無害に見れる所が、日本でメジャーになれない原因かもしれないが。

個人的に一番好きな曲は9曲目の『Against the Night』かな。
”歌謡曲”か!とも言えるような、印象的なメロディに、鉄板のギターが絡む。
それにしても、なぜに”ツイン・ドラム”なのだろう・・・、音を聴く限り、必要性があるような気はしないんだけど。
なんだか、「仲間は多い方が楽しいんだぜ!」と言いたいだけのような気もするんだけど、それはそれでありなのかもね。
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by saka-zuu | 2008-05-29 14:35 | MUSIC