貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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RADIOHEAD『OK COMPUTER』

a0034589_22153852.jpg1997年発売の、彼らの通算3作目。
すでに、発表から10年が過ぎるが、いまだに鮮烈なイメージを失わない名盤。

個人的には、初めて手にした彼らのアルバムである。
その後、以前のアルバムも買ったが、この作品程の強烈な印象を得ることはできなかった。
その後のアルバムもかなり印象的だが、やはり彼らに対する最初のインパクトは大き過ぎた。

「どこがどのようにすごいか?」というと、1曲目の「AIRBAG」のイントロだけ聴いていただいてもわかるだろう。
これほど印象的なギターイントロは、イーグルズの「ホテル・カリフォルニア」に匹敵する、と思う。
最初に聴いた時は、全ての音を聴き分けることが出来ずに、えらくシンプルな印象を受けたが、聴き込むうちに、だんだんと音の”裏”にある音の存在がどんどん大きくなり、音の洪水に溺れてしまうような異様さを感じるようになった。
本来、このような強烈な音の洪水は、やがて川となり、そして海となるはずだが、このアルバムの音たちは、実はそれぞれが孤独で、決して交わることがなく、海になることなく多数の川が平行に永遠に流れ続ける。
ここが丸い地球であることを忘れ、終わりのない川に流される畏怖。
生きながらえさせられる恐怖を感じながらも、わずかな希望に向かって歩き続けなければいけないこの世界の孤独感。
絶望的な音の中で、最も残酷なのは、時折見られる”希望”があるからかもしれない。

いまだに理解することができないこのアルバムは、20年以上にわたって、ロックを聴き続け、訳知り顔でロックを語る、私に対するトム・ヨークの挑戦なのか?
それとも、死刑宣告なのか?
これから10年、20年、私の苦悩は続くだろう・・・・。
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by saka-zuu | 2007-03-29 22:36 | MUSIC