貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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PAUL McCARTNEY 『PIPES OF PAECE』

a0034589_2310472.jpgポール・マッカートニーの、ソロ名義としては4枚目。
前作『TUG OF WAR』と同じく、ジョージ・マーチンのプロデュースで続編と言われている。
タイトルが示す通り、平和への願いを唱ったアルバムでもある。

当時の話題としては、ビートルズ解散後のポールの作品(ウィングス含む)としては、初めてビルボードでナンバー1にならなかったアルバムと言うことで、あまり評価は高くなかった気がする。
まあそんなことは、前作の『TUG OF WAR』でポールにノックアウトされていた私には、全く関係なかったが・・・・。
注目は、やはり”あの”マイケル・ジャクソンとの競演となった、『SAY SAY SAY』と『THE MAN』であろう。
既に、マイケルの大ヒットアルバム『スリラー』で、『ガール・イズ・マイン』という曲を発表してヒットさせていたが、個人的にはこのアルバムに収録された2曲は、それよりも明らかにかっこいいと思う。
『SAY SAY SAY』は、ちょっとソウルフルで、マイケル寄りだが、こういう曲にも、ポールの声はマッチして聴き応えがある。
『THE MAN』は、シングルカットはされなかったと思うが、こっちはポール寄りか?
ポップロック風で、躍動感溢れる曲調が素晴らしい。
全体的にポップな感じの曲が多く、ロックンローラーであるポールを聴けるのは、『KEEP UNDERCOVER』でのシャウトだけと言っていいかもしれない。
しかし、ポップだから悪いわけではなく、それもポールの魅力の大切な所、というか大多数の人にとっては、それこそがポール・マッカートニーだと思う。
『SO BAD』や『THROUGH OUR LOVE』の美しさは、まさにメロディメイカーとしての本領発揮であるし、タイトル曲の盛り上げ方も、ポールならではの展開。
さらに、『SWEETEST LITTLE SHOW』のような、小品的な作品も、これぞポールの真骨頂とも言えるだろう。

このアルバムに代表される、ポールの軽さは、軽薄さという意味ではない。
人を引き込むのは、見た目の真剣さではない。
一見、軽そうに見えるものであっても、そこに微妙なバランス感覚があるのがポールの曲の特徴であり、私自身はそこに何者にも代え難い魅力を感じているのである。
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by saka-zuu | 2005-09-13 23:45 | MUSIC