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貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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F1 2005年 トルコGP レビュー

短いサマーブレイクを挟んで、F1サーカスが再開された。
今回は、史上初のトルコでのグランプリ。
新設ながら、なかなかトリッキーなサーキットで、フリー走行から8コーナーの攻略に各ドライヴァーが苦労していて、オーヴァーテイクも可能という、楽しいサーキットである。

予選ポールポジションは、今や盤石のキミ・ライコネン。
今のマクラーレン・メルセデスは、壊れさえしなければ、かつてのホンダ時代よりも断トツに他を圧倒しているかもしれない。
チームメイトのファン・パブロ・モントーヤも、予選出走順位を考えれば、4位スタートは驚異的と言える。
2、3番手に来たのは、コンストラクターズポイントでリードするルノー。
フェルナンド・アロンソにしてみれば、2位でも3位でもとにかくポイントゲットしていればいい。
プレッシャーがない訳ではないだろうが、とにかくライコネンの直後でフィニッシュすれば、チャンピオンが見えてくるのである。
すでに、チャンピオンシップから脱落したウィリアムズであるが、今回は燃料を軽くして、予選6、7番手。
更に重傷のフェラーリは、ルーベンス・バリチェロが予選11位、ミハエル・シューマッハはスピン・ノータイムで17位スタートと哀しい結果。
BARは、フリー走行は好調であったが、予選はコースオフもあり、不調で13、14位。
しかも、佐藤琢磨はマーク・ウェーバーに対する走行妨害という、信じられないミスでペナルティを課せられ、最後尾スタートとなる。
これは、ピットとのミスコミュニケーションらしいが、不運と言えばそれまでだが、琢磨のミスであることは明白であろう。

レースは、スタートでジャンカルロ・フィジケラが好スタートをきり、ライコネンを抑えるが、あっという間にひっくり返され、ライコネンの独走が始まる。
アロンソは、フィジケラをパスし、ライコネンを追うが、軽い燃料でタイムを稼いでいたため、ピットイン以降は離されていくが、このペースでもポイントを考えれば、焦る必要はなかった。
そして、最後に3位でOKという段階で、2位走行のモントーヤがジョーダンのティアゴ・モンテイロに追突され、コースアウト。
2位で戻るが、難解な8コーナーで飛び出してしまい、アロンソにかわされてしまう。
この結果、アロンソとライコネンのポイント差は、『2』しか縮まらず、24ポイント差。
数字的には、ライコネンが残り5戦全勝でも、アロンソは全戦3位以上ならチャンピオンになる。
もちろん、『絶対』はないが、アロンソが圧倒的に有利であることにかわりはない。
ただ、コンストラクターズは、混戦で、9ポイント差はないようなものかもしれない。
4位に入ったフィジケラが、今後の活躍いかんによってはキーマンになるだろう。

好調であったはずのBARは、ジェイソン・バトンが着実に5位フィニッシュであったが、琢磨は惜しくも9位。
最後尾スタートということを考えれば、健闘かもしれないが、やはり物足りない。
今回は目立たなかったが、トヨタはヤルノ・トゥルーリがいつの間にか6位。
ランキングでは、モントーヤに交わされ、5位になったが、シーズン前の予想からすれば頑張っている。
そして、7、8位には、レッドブルの2台。
予選ではデヴィッド・クルサードを凌いだクリスチャン・クリエンであったが、レースでは負けるという、軟弱ぶり。
4戦欠場しながらの、5ポイント獲得は立派だが、下にはミナルディの2台と、佐藤琢磨しかいない。
う〜〜ん、期待通りのいまいちぶりか????

このレースの1番の問題は、ウィリアムズの2台。
予選では、久々に好調であったが、レースでは何度もタイヤをバーストさせる不可解なトラブルに見舞われた。
乗っているドライバーからすれば、たまったものではない。
見ている方も、いきなりくるくる回り出すマシンを見るのは、心臓によろしくない。
ウィリアムズのみに起こったトラブルなので、ミシュランタイヤそのものが悪いわけではないだろうが、なんとか早急に原因究明してもらいたい。

F1 2005年 トルコGP レビュー_a0034589_21344890.jpg

by saka-zuu | 2005-08-22 21:35 | F1