貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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OASIS 『DON'T BELIEVE THE TRUTH』

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3年振りになる、オアシスの6枚目の新作が発売された。
このアルバムの特徴は、初めてメンバー全員の曲が収録されたことであろう。
これまで、『オアシス王国』の絶対君主として君臨してきたノエル・ギャラガーが、オアシスというバンド自体を”家族”とでも言うべき、運命共同体へと導こうとしているのだろうか。
各所のインタビューで、「ファーストを除いては最高の作品になった」と言っているのはいつものことだが、こういう形でリリースされたのは、実に興味深い。

オアシスがこれ程のモンスターバンドになったのは、もちろん作品の素晴らしさが世界中で受け入れられたからに他ならないが、『BE HERE NOW』以降の彼らは、自らの音楽のスケールを大きくすることに成功したが、私にとっては、いささか退屈な面も見えていた。
それは、デビュー作『DEFINITELY MAYBE』の、まるで手を伸ばせばそこにあるような、臨場感とでもいうべき、リアリティのあるサウンドがなくなってしまったからだと思う。
2作目の『(WHAT'S THE STORY)MORNING GLOLY?』の大成功で、彼らがライヴハウスで勝負するバンドでなくなったからかもしれない。
また、バンドの成長が、私の勝手な考えとは違う方向に行っていて、単に私自身がいじけていただけなのかもしれない。

本作を聴いて思ったのは、巨大化してモンスターになってしまったオアシスの姿ではなくなっていたこと、であった。
もちろん、作品の質は相変わらず高い。
しかし、以前の作品のように、ず〜っと向こうのステージで大観衆の前で演奏しているスタジアムバンドとしてのオアシスではなく、彼らが目の前にいるようなイメージが戻ってきたのだ。
ファーストアルバム発売直後の作品、と言っても驚かないかもしれない。
これがノエルの意志だとすれば、相変わらずの”王様ぶり”だが、それもオアシスの正しい姿なのかもしれない。

FMで、死ぬ程聴かされているが、確かにストーンズと言われればそうかもしれない、ファーストシングルの『LYLA』のように、相変わらずかっこいい曲がずらりと並ぶ。
『MUCKY FINGERS』のように、リズムの強烈に心地よい作品もあって、どれもライヴハウスが似合うような作品に仕上がっている。
彼らの本領が、スタジアムライヴではなく、小さなライヴハウスであるのは明白なので、出来れば本作を引っさげて、ライヴハウスツアーを行ってもらいたい。
多分、チケットをとるのは至難の業であろうが・・・・。


  ちなみに5曲目の『THE IMPORTANCE OF BEING IDLE』を聴いて、”水戸黄門”を思い浮かべたのは、私だけであろうか・・・・。
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by saka-zuu | 2005-05-31 23:20 | MUSIC