貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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PETER GABRIEL 『PETER GABRIEL』

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1977年発売の、ピーター・ガブリエルの1stソロ・アルバム。
ジェネシス脱退後、2年を経て発表されている。

彼の発表したソロ・アルバムは、1〜4枚目までのタイトルが、どれも『PETER GABRIEL』。
普通は、『1』、『2』・・・とか、区別をつけるものだが、それがないので、便宜上、ジャケットイメージから、1st"CAR"、2nd"SCRATCH"、3rd"MELT"、4th"SECURITY"と呼ばれている。
本作は、その通称”CAR"と呼ばれるもの。
ジャケットデザインは、ヒプノシスが手がけ、『不気味さ』と『芸術性』が絶妙なバランスで保たれていて、一度見れば忘れられず、見入ってしまう。
レコーディングには、トニー・レヴィン、ロバート・フリップなど、プログレ界では有名なミュージシャンが参加している。

彼の出発点は、言うまでもなくジェネシスなのだが、他のプログレバンドとは一線を画する難解な歌詞と、見るものを混乱させるような不思議なマスクなどで”変装”し、異質なパフォーマンスを繰り広げていた。
その中心だったピーターだが、彼らの最高傑作と言われる、2枚組アルバム『眩惑のブロードウェイ』を発表後、ジェネシスを脱退し、このアルバムを発表する。

このアルバム自体のサウンドは、ポップさを追求したものではないが、すでに誰にもまねできない彼のオリジナルのサウンドが完成している。
ライヴでの定番の『SOLSBURY HILL』、『HERE COMES THE FLOOD』や、オーケストラを起用し、壮大な『DOWN THE DOLCE VITA』、小気味いい感じの『MODERN LOVE』、『SLOWDOWN』など、印象的な曲が多い。
その後のフィル・コリンズ主導のジェネシスとは、明らかに違うアプローチが、彼の意欲を感じさせる。

この頃のピーター・ガブリエルは、「エンターテイナーを演じることに嫌悪感を感じていた」らしいが、アルバム発表を重ねるうちに、その”呪縛”からも逃れ、再び『一流のパフォーマー』としてライヴを重ねる。
’94年には、初来日公演を行っているが、わざわざ休みをとって、高校の時の友人と大阪城ホールに見に行った。
そして、そのライヴでの彼のステージ・パフォーマンスに、圧倒されてしまったものだ。

最近は、アムネスティなどの慈善活動と、コンピューターミュージックが中心のようだが、またいつか、『超一流のライヴ・パフォーマー』として楽しみたいアーチストだ。
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by saka-zuu | 2005-01-12 18:19 | MUSIC