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貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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RICK SPRINGFIELD 『12inch Collection』

RICK SPRINGFIELD 『12inch Collection』_a0034589_1753270.jpg
記念すべき、今年最初のCD購入は、リック・スプリングフィールドの『12インチ・コレクション』。
・・・果たして、なぜこのタイミングでの発売なのだろうか?
「一体、何枚売れるのだろうか?」と、よけいな心配をしてしまうが、とりあえず、私が1枚買いました。

内容は、’80〜’90年代にかけて発売された、12インチシングルの中から選曲されている。
解説にも書いているが、『ラヴ・サムバディ』と『ダンス・ジス・ワールド・アウェイ』の2曲が抜けているらしいが、正直、リックのどの曲が12インチで発売されたのか、記憶が定かでない。
言われてみれば、その2曲が一番12インチで楽しめそうな曲なので、聴きたい気もするが・・・・。

12インチ・シングルと言えば、当時のディスコなどで流すために、従来の3分前後のシングルよりも長いヴァージョンを、LPサイズのレコードに収録したもので、5〜8分くらいのロング・ヴァージョンが一般的だったと思う。
一番最初に出たのは、アース・ウィンド&ファイアの『ブギー・ワンダーランド』らしい。
このEW&Fのリミックスを集めた、『DANCE TRACKS』というCDも持っているのだが、内容としては、EW&Fのほうが断然いい。
なぜかと言うと、やはり”ダンス・ミュージック”というジャンルではEW&Fのほうが長けているから。
’80年代は、猫もしゃくしも12インチシングルを出していて、マイケル・ジャクソン、ホール&オーツ、マドンナ、シンディ・ローパーあたりはわかるが、ブルース・スプリングスティーンの『ダンシング・イン・ザ・ダーク』が出たのは、今考えてみると、ちょっと恥ずかしいかもしれない。
もちろん(?)、私は買ってしまったのだが、さすがに『カヴァー・ミー』は遠慮させていただいた。

さて、このCDは、リックにしては”ダンス・ミュージック”っぽい曲がほとんどになっている。
もともと、グラミー賞で”ベスト・ロック・ヴォーカリスト”を受賞するようなタイプなので、ディスコとは無縁に思われていたが、『リヴィング・イン・OZ』あたりから、それっぽいサウンドも出していた。
4ヴァージョンが収録されている、『ロック・オブ・ライフ』が”ダンス”っぽいかどうかはともかく、『ヒューマン・タッチ』、『ボップ・ティル・ユー・ドロップ』、『セレブレイト・ユース』なんかは、たしかにそれらしい出来になっている。
いずれにしても’80年代の雰囲気を伝えるには、十分”楽しい”企画盤であり、一ファンとしては、これはこれで素晴らしい物である。

とくに、12インチシングルとは関係ないが、シングル『ロック・オブ・ライフ』のカップリングで、CD未収録の『ランゲージ・オブ・ラヴ』と、『ソウルズ』のライヴ・テイクが収録されているのがうれしい。

2004年のリックは、日本未発売ながら『SHOCK/DENIAL/ANGER/ACCEPTANCE』というニューアルバムをリリースして、活発に活動している。
これを機に、国内で廃盤中の全てのオリジナル・アルバムも再発してもらえないだろうか?
せめて、私がCDで持っていない『ハード・トゥ・ホールド(オリジナル・サウンドトラック)』と『ロック・オブ・ライフ』だけでも・・・・。
by saka-zuu | 2005-01-08 18:44 | MUSIC