貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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GREEN DAY 『AMERICAN IDIOT』

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今年も、残すところあとわずかになり、一年を振り返ってみる時期になった。
個人的に、毎年買ったCDの『ベスト10』などを必ずやっているのだが、今年は、購入枚数が例年よりも少なく、まだ買ってないものも多くあるので、とりあえず、ナンバー1だけを決めようと思う。

グリーン・デイの通算7作目(インディ時代含む)として発表された、『アメリカン・イディオット』。
「一度完成した作品のマスターテープを盗まれた」という、嘘のような話から、改めて作り直された作品ということで、予定から大幅に遅れての発売となった。
そして、届けられた作品は、あっ!と驚く、コンセプトアルバム。
『ジーザス・オブ・サバービア』と『ホームカミング』という、2曲の組曲をメインに、『反ブッシュ』を掲げ、政治色の濃いメッセージが綴られている。

グリーン・デイが、ロック史上に残るバンドであることは間違いない。
彼らの音楽によって、『小難しい理屈』がまかり通っていたロックという音楽が、実は単純で爽快な音楽であったことを思い出させてくれた。
そして、ロックを『大人の音楽』から、『キッズの音楽』へと戻してくれた功績は大きい。

今までのグリーン・デイは、「楽しけりゃいいじゃん!!」というノリの音楽が売りだったはず。
しかし、今作は、「・・・でも、そうも言ってられないじゃん、俺たち大人なんだから」という、単純な理由と、現在のアメリカの厳しい状況を映し出している。
今年の大統領選挙前には、多くのミュージシャンが『反ブッシュ』を叫び、『戦争反対』を唱えていた。
グリーン・デイも、その一つであった。

と、そんな状況も頭にいれつつ、この作品を聴いてみる。
たしかに、内容をじっくり聴かせようという意図があるのか、以前の作品に比べ、ハイスピードで駆け抜けるような、勢いのある曲は少ない。
そのかわり、曲そのもののクオリティは格段に上がっている。
しかも、今や『グリーン・デイ節』とも言えるほど、彼らの音は完成されているので、聴いていて不安になることも全くない。
従来のスピード感を求めるには、タイトル曲の『アメリカン・イディオット』や『シーズ・ア・レベル』が最高にノセてくれるし、メロディとサウンドを楽しむならば、個人的にこのアルバムのベスト・トラックと思う『エクストラオーディナリー・ガール』や『ギブ・ミー・ノヴァカイン』や『ウェイク・ミー・アップ・ホウェン・セプテンバー・エンズ』がかっこいい。

コンセプトアルバムということだが、かつての『プログレ』なんかを想像してはいけない。
たしかに、アルバムとしてひとつのテーマを持ってはいるが、それぞれの曲が、どれも素晴らしく出来上がっている。
サウンドも、大げさなものはなく、シンプルに『グリーン・デイ節』を聴かせてくれる。

もちろん、夏に『グリーン・デイ・フェスティバル』に行っているので、ひいき目もあるが、この作品は、間違いなく彼らの最高傑作のひとつに数えられることになるだろう!!

ということで、2004年のナンバー1CDは、この作品に決定!!
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by saka-zuu | 2004-12-28 18:36 | MUSIC