貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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THE DOORS 『WAITING FOR THE SUN』

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1943年12月8日フロリダ州メルボルンで、ひとりの男の子が生まれ、ジェイムズ・ダグラス・モリスンと名付けられた。
演劇や映画をこよなく愛したジェイムズは、UCLAで学び、そこでレイ・マンザレック、ジョン・デンズモア、ロビー・クリューガーという仲間と出会い、ロック・バンドを結成する。
そのバンドは『THE DOORS』としてデビューし、ジェイムズは、ヴォーカリスト=ジム・モリスンとして、ステージに上がり、全世界に衝撃を与える。

『Waiting For The Sun』は、『Doors』、『Strange Days』に続き、彼等の3枚目のアルバムとして1968年に発表されている。
前2作に比べて、評価が異様に低いのは、インパクトが少ないということに他ならない。
言い換えれば、それだけ彼等のデビューが衝撃的であり、デビューの時点で完成されていたということだろう。
それと、このアルバムには、『The End』や『When The Music's Over』のような大作が入っていないということもあるかもしれない。
彼等自身に、その自覚があったかどうかは分からないが、この後に発表される『The Soft Parade』では、タイトル曲で再び8分を越える大作に取り組んでいる。
そういう意味では小粒な印象もないこともないが、短い曲が多いだけに、全く無駄がなく、最も内容が濃いように思える。
ポップなアレンジや、明るい詞の内容もあるが、ジム・モリスンが歌うと、それがどれも暗く重いものになってしまう。
しかし、そこにあるのは、単なる絶望ではない。
その暗い世界の向うには、明るい”なにか”が見えているような気がする。
その”なにか”が、一体何なのかは、我々凡人には、一生わからないのだろう。
そして、わからないからこそ、何度も何度も彼の歌声を聴き、その”なにか”を探そうとする。

ジム・モリスンという男は、その”なにか”を見つけに、我々の世界から姿を消したのかもしれない。
わずか、27年という短い一生に、6枚の素晴らしいアルバムを残して。
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by saka-zuu | 2004-12-08 23:56 | MUSIC