貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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JOHN MELLENCAMP 『WORDS&MUSIC』

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ジョン・メレンキャンプの、オールタイムベストアルバム。
彼の遍歴は、ジョニー・クーガー→ジョン・クーガー→ジョン・クーガー・メレンキャンプ→ジョン・メレンキャンプと、不本意な芸名からの解放の歴史である。
最初のジョニー・クーガーの頃の曲は、あまり知らないが、後にアルバム『ジョン・クーガー』に追加収録された『アイ・ニード・ア・ラヴァー』が収録されている。
ジョン・クーガー以降のヒット曲は全て網羅され、新曲も2曲収録されている。
新曲のプロデュースはベイビーフェース。
誰がやってもジョン・メレンキャンプは変わらないが、本人にしてみれば、新鮮な気分だっただろう。

このアルバムに収録されているのは、’79年の『ジョン・クーガー』から。
次の『夜を見つめて』もチャートには入っているし、トップ40ヒットも出しているが、一般的にはあまり有名ではない。

最も有名なのは、大ヒットした『アメリカン・フール』、『天使か悪魔か』、『スケアクロウ』のころだろう。
荒削りな音に、ハスキーな声で、ものすごいパワーにあふれていた。

その後の『ロンサム・ジュビリー』から、アメリカのルーツミュージックを取り入れ、このアルバムがある意味頂点だったと言える。

次の『ビッグ・ダディ』から自らの内面を表現し出し、『ホエンエヴァー・ウィ・ウォンテッド』のころは、絵画や映画で、表現の幅を広げていた。
ただし、音はそれまで以上にロック色が濃くなり、『ヒューマン・ホイールズ』、『ダンス・ネイキッド』では、サンプリングを取り入れるなど、更に進化を貪欲に求めている。

そして、レーベルを移籍し、ジョン・メレンキャンプとしては初めてのセルフタイトルの『ジョン・メレンキャンプ』から、カヴァーアルバム『ラフ・ハーベスト』で、それまでの自らの総決算をする。

『カッティング・エッジ』では、再び政治色を強めたが、『トラブル・ノー・モア』でフォーク、ブルーズのカヴァーを出す。

簡単に書くとこういうことになるが、内容は実に深い。
いい意味でも悪い意味でも、最もアメリカを感じさせるのが、彼である。
グラミー賞を受賞したこともあるポップシンガーでありながら、自らそれを拒否し続ける姿勢は、一貫している。
ライヴ・エイド以降、いく百も行われたチャリティライヴイベントのなかでも、彼がウィリー・ネルソンやニール・ヤングと共に開催している『ファーム・エイド』は、今年で16回目を迎えた。
今や日本ではなんの話題にもならないが、彼には、こういう地味なチャリティイベントを続けることに意味があるのだろう。

ジョン・メレンキャンプは、今年で53歳だそうである。
これほどパワフルな53歳も、珍しい。
まあ、珍しいからこそ、メッセージ性の強い曲が書け、歌えるのだろうが。

また、私の車のCDチェンジャーのヘヴィーローテーションになることだろう。
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by saka-zuu | 2004-11-23 21:24 | MUSIC