貴重な毎日を浪費しながら、人生の約半分が過ぎた模様。これからも、いつの間にか過ぎていく時間を、傍観していく予定。


by saka-zuu
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CINDERELLA『LONG COLD WINTER』

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1988年発表の、シンデレラの2作目『ロング・コールド・ウィンター』。
ジョン・ボン・ジョビに認められてデビューしたと言うことで、当時はポップなハード・ロックという触れ込みであったが、実際の音は、そんなきらびやかなものではない。
本場のブルーズが好きな人には怒られそうだが、かなり泥臭いブルーズ・ロック。

特徴は、やはりあの絞り出すような独特の歌唱を聴かせるトム・キーファーのヴォーカル。
いかにも”ヘビーメタル”然とした見た目とは裏腹に、ブルーズ・フィールをまとった全体の音が『アナログ的』なのが新鮮だった。

決して、売れるために作られた音ではない。
『ジプシー・ロード』や『セカンド・ウィンド』みたいな、スピード感溢れる曲でも、『ドント・ノウ・ホワット・シー・ゴット』や『カミング・ホーム』のようなバラード曲でも、万人向けのポップさはない。
かといって、枯れたブルーズ、というわけでもない。
アプローチはロックだが、彼等のベースとなった音楽がブルーズで、それがうまく作用した結果の音なのだろう。

このアルバムが出た後は、ボン・ジョビと比較されたりすることもなくなっていた。
彼等の音が確立された証でもあったが、商業的な成功からは少しづつ遠ざかって行ったのは、至極当然のことだった気がする。
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by saka-zuu | 2004-10-15 00:01 | MUSIC